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キーパーソンインタビュー

「書くコードに自信と責任を持ったプロフェッショナルになるために」 ~アジャイルアカデミー開講記念インタビュー


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仕事で使う言語で参加してください

――開発言語の指定はあるんですか?

 和田:言語は何でもよいです(キリッ)。ただ、今回の傾向として、仕事で使う言語で参加してくれたほうがよいですね。迷ったら、今いちばん仕事に使っている言語を選択してください。

 アジャイルアカデミーは、仕事に忙殺されている人にも、1日だけでもいいから来てもらえるような講座になれたらなと思います。

 西村:和田さんに聞いてみたかったんですけど、アジャイルアカデミーは、会社を相手にしているところがあると思うんですけど、そこに抵抗や期待はあるんですか?

 和田:抵抗はあんまりないですね。

 いちばんやりたいのは、土日は家庭の事情などでコミュニティに参加できないとか、平日の夜は(例えば現場が荒ぶっていて)とても参加できる状態ではないというような方に、会社に対して堂々とセミナーに行きたいと言えるような形づくりです。

 実は休日は勉強会に出ています、というのではなく、会社に対して堂々とセミナーに行ってきます!と言える状況を作りたいなと思っています。

 平日にセミナーに行くわけですから、当然いわゆる参加レポートみたいなものも社内に向けて書くわけですよね。「こういう内容を聞いてきました」と。

 その方が前例となって後進につなげていくためにも、「こういうセミナーでした」「クオーターに1回開催されるので、ぜひうちの誰々とかにも行ってもらいたい」というレポートを書いてもらいたい。

 僕にとっては、クラスタとかセグメントとか違う人に対してリーチしていきたいというのも、アジャイルアカデミーをやる狙いかなぁと思います。

 平日夜や休日にScrum Boot Camp PremiumとかTDD Boot Campがあるのは知っているけれど、やっぱり行けない、どうしても行けない、という人に、平日を使って堂々と来て欲しいというのが期待としてあります。

 平日にイベントやセミナーをやる時も、無料だとむしろ会社に対して説明できない、だから来れないという会社もあるらしいので。

 西村:ありますよね(苦笑)。○○社主催セミナーとかのほうが行きやすい。

足りないピースを探しに来て

――どういう人たちにリーチしたいですか?

 和田:ガチガチのSIerだとしても、ソフトウェア開発自体を考えると、アジャイルプロセスの導入自体は難しいとしても、TDDだけは導入できたりします。真っ平らに言ってしまえば、TDDはプログラミング手法、コードの書き方の話なので、どんなプロセスでもできるんです。

 いきなりアジャイルプロセス全部を導入するのが難しいとしても、「まずは突破口として現場から掘っていこう!」「まずはTDDだけ受講してみよう!」という人にも出会いたいと思っています。

 逆に、例えばトップダウンでアジャイルプロセスの導入を全社的に行っているものの、1年2年ぐらい経つと、うまくいってないプロジェクトが出てきたとします。

 そこで「なぜだろう?」と問題を調べてみると、アジャイルプロセスをプロセス面では取り入れているけれど、最終的な「作るところ」でうまくいってないという話を聞きます。

 作りはするのだけれど、作り続けるうちに開発がだんだん難しくなってしまう。そういう会社に、何か大事なものがまだ足りないのだろうかと、足りないピースを探しにきてもらうという意味で参加してもらえたらと思います。

 「アジャイルプロセスやっています!」と言っていても、実はテストコードはまったくなくて、テストは目視でやっています、というような話はよくあるんです。

 「どこから始めたらいいのか」とか、「もう既にテストがないコードがたくさんあるけれど、どうしたらよいでしょう?」という状況に対して、どう闘い、改善していくか。そのような知識を必要としている層にも出会えたらいいなと思っています。

 他には、コミュニティ活動とは縁がないようなタイプの会社の人たちにも会えたらいいなと思います。社内の勉強会が充実しているからコミュニティには来ないとか、いろいろタイプの会社がありますからね。一種の社外研修のような形で、参加してもらえたらなと思います。

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2人以上で来れば変わる

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この記事の著者

アジャイルアカデミー事務局(アジャイルアカデミージムキョク)

翔泳社の主催するアジャイルアカデミー事務局の中の人です。アジャイルアカデミーは、4半期に1度のペースであなたの現場に合ったアジャイルをスタートさせるための実践型ワークショップを1週間開催します。それぞれ1日完結コースですので、プログラマからマネジメントまで、皆様のご参加心よりお待ちしております。イベント詳細は公式ページから参照ください。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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