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ComponentZine(ComponentOne)

SQL Serverのデータをグリッド表示するWPFアプリケーションの作成

ComponentOne Studioを活用したWindowsフォームアプリケーションの作成

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データベース連結処理

 ここまでの手順で、C1DataGridコントロールとデータベースファイルが連結されたので、続いてデータを取り出す処理を実装します。

 ① 2つの参照を設定します。1つは「C1.WPF.DataGrid」名前空間への参照で、もう一つは「データベースへの連結」で作成したテーブルアダプターです。

Visual Basic
Imports C1.WPF.DataGrid
Imports DataGrid_WPF_vb.平成23年度秋冬野菜収穫量_DataDataSetTableAdapters

Class MainWindow
C#
using C1.WPF.DataGrid;
using DataGrid_WPF_cs.平成23年度秋冬野菜収穫量_DataDataSetTableAdapters;

namespace DataGrid_WPF_cs
{
    /// <summary>
    /// MainWindow.xaml の相互作用ロジック
    /// </summary>
    public partial class MainWindow : Window
    {

 ② 次に、1つの変数とプロシージャ(C#はメソッド、以下同様)「newds」の宣言を作成します。

Visual Basic
Imports C1.WPF.DataGrid
Imports DataGrid_WPF_vb.平成23年度秋冬野菜収穫量_DataDataSetTableAdapters

Class MainWindow
    Inherits Window
    Private _newds As 平成23年度秋冬野菜収穫量_DataDataSet = Nothing
    Public ReadOnly Property newds() As 平成23年度秋冬野菜収穫量_DataDataSet
C#
using C1.WPF.DataGrid;
using DataGrid_WPF_cs.平成23年度秋冬野菜収穫量_DataDataSetTableAdapters;

namespace DataGrid_WPF_cs
{
    /// <summary>
    /// MainWindow.xaml の相互作用ロジック
    /// </summary>
    public partial class MainWindow : Window
    {
        private 平成23年度秋冬野菜収穫量_DataDataSet _newds = null;
        public 平成23年度秋冬野菜収穫量_DataDataSet newds 

 ③ この中に、クエリを実行してテーブルアダプターにデータを埋める式を記述します。

Visual Basic
Public ReadOnly Property newds() As 平成23年度秋冬野菜収穫量_DataDataSet
    Get
        If _newds Is Nothing Then
            _newds = New 平成23年度秋冬野菜収穫量_DataDataSet
            Dim TA As New 収穫量一覧TableAdapter
            TA.Fill(_newds.収穫量一覧)
        End If
        Return _newds
    End Get
End Property
C#
public 平成23年度秋冬野菜収穫量_DataDataSet newds 
{
    get
    {
        if(_newds == null)
        {
            _newds = new 平成23年度秋冬野菜収穫量_DataDataSet();
            収穫量一覧TableAdapter TA = new 収穫量一覧TableAdapter();
            TA.Fill(_newds.収穫量一覧);
        }
        return _newds;
    }
}

 ④ 作成したプロシージャ「newds」を、アプリケーション初期化のプロシージャで呼び出します。

 これで、アプリケーション起動時にグリッドにデータベースのデータが埋め込まれます。

Visual Basic
Public Sub New()
    ' この呼び出しはデザイナーで必要です。
    InitializeComponent()

    ' InitializeComponent() 呼び出しの後で初期化を追加します。

     Me.C1DataGrid1.ItemsSource = newds.収穫量一覧

End Sub
C#
public MainWindow()
    {
        InitializeComponent();
        this.c1DataGrid1.ItemsSource = newds.収穫量一覧;
    }

 ⑤ アプリケーションを実行し、グリッドにデータが表示されていることを確認します。

アプリケーション実行結果
アプリケーション実行結果

次のページ
グループ化の処理

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この記事の著者

瀬戸 遥(セト ハルカ)

8ビットコンピュータの時代からBASICを使い、C言語を独習で学びWindows 3.1のフリーソフトを作成、NiftyServeのフォーラムなどで配布。Excel VBAとVisual Basic関連の解説書を中心に現在まで40冊以上の書籍を出版。近著に、「ExcelユーザーのためのAccess再...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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