日本マイクロソフトは、Windows 8の機能を大幅に強化した「Windows 8.1」の提供を、18日に開始した。Windows 8ユーザーは、Windowsストアから無償でWindows 8.1へのアップデートを入手できる。また、パッケージ版の販売も開始しており、ハードウェアパートナーからはWindows 8.1搭載PC/タブレット端末が、18日以降順次発売される。
Windows 8.1は、スタート画面を、タイルをさまざまな大きさに変更可能で、背景のデザインと色の選択肢を豊富にするなど、ユーザーの好みに合わせて自分だけのパーソナルな画面を設定・利用できるようにした。また、Windowsの起動方法を選択可能にし、新しいスタート画面か、従来からのWindowsデスクトップのどちらかを、起動時から使える。さらに、ユーザーが使用するすべてのWindowsデバイスを、「Microsoftアカウント」と同期する機能も備えている。
スタートボタンを再び採用し、すべてのアプリを一覧できる「アプリ ビュー」や、使い方を確認できる「ヘルプ+使い方」のアプリなどによって、さらに便利に使えるようにした。
最大4つのアプリを並べて表示して使用可能な機能や、画面上の各アプリのウィンドウサイズの柔軟な設定、アプリから別のアプリを起動する機能、改良されたマルチモニターサポートを提供しているので、あらゆるモニターで、デスクトップやWindowsストアのアプリを使える。
ほかにも、新たに「Bing スマート検索」を搭載し、「メール」「Xbox Video」「フード&レシピ」など、多彩なアプリケーションを標準で備えている。また、WebブラウザはInternet Explorer 11を搭載する。
なお、Windowsストアも再設計しており、「人気上昇中」「新着」などのカテゴリーや、パーソナライズされた推奨機能「おすすめアプリ」によって、ユーザーがより簡単に必要なアプリを見つけられるようにした。Windows 8.1では、アプリを自動的にアップデートするため、ユーザーは常にアプリの最新バージョンを利用できる。
パッケージ版の参考価格は、「Windows 8.1 Pro」が25800円、「Windows 8.1」が13800円、Windows 8.1からWindows 8.1 Pro with Media Centerへのアップグレードが可能な「Windows 8.1 Pro Pack」が12800円。なお、Windows 8.1パッケージ版の発売にともない、Windows 7のパッケージ版は、10月末で発売を終了する。
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