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Scott Guthrie氏 Blog翻訳

Windows Azure:ハードドライブのインポート/エクスポート、VM ACL、Web Socket、リモートデバッグ、連続配信、New Relic、請求アラートなど

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開発者分析:WebサイトとMobile Servicesに対するNew Relicサポート

 今回のWindows Azureリリースで、Windows Azure WebサイトおよびWindows Azure Mobile Servicesで開発者の分析およびモニターが簡単に設定できるようになりました。

 すばらしい開発分析とアプリのパフォーマンスモニターを提供しているNew Relicとパートナーになったことでこれが可能になりました。Windows Azure管理ポータルを更新して、この構成を非常に簡単に用意できるようになっています。

Windows Azure WebサイトでNew Relicを使用

 Windows Azure WebサイトでNew Relicサポートを有効にするのは、非常に簡単です。WebサイトのConfigureタブで、その中の“developer analytics”セクションまでスクロールしてください。

 "add-on"ボタンをクリックすると、他にもいくつかUIが表示されます。まだNew Relicサブスクリプションをお持ちでない場合は、“view windows azure store”ボタンをクリックするとサブスクリプションを取得できます(注:New Relicには永久無料層があるので支払いが発生することなく有効にできます)。

 “view windows azure store”ボタンをクリックすると、Windows Azure管理ポータルにある統合Windows Azureストアが起動します。これを使用すると、New Relicを含むさまざまなすばらしいサービスを検索できます。

 上記のダイアログで“New Relic”を選択し、Nextボタンをクリックすると、購入したいNew Relicサブスクリプションの種類が選択できます。今回は費用が永久にかからない“Free Standard Version”を選択します。

 New Relicサブスクリプションにサインアップして、Windows Azureアカウントに追加すると、WebサイトのConfigurationタブに戻り、Windows Azure WebサイトでNew Relicアドオンの使用を選択します。

 これ行うには、"add-on"ドロップダウンから選択してください(アカウントにNew Relicサブスクリプションがあれば、自動的に紐づけられます)。

 "Save"ボタンをクリックすると、Windows Azure管理ポータルは自動的にWebサイトに必要なすべてのNew Relicの設定を紐づけます。

Webサイトの一部としてNew Relicエージェントを展開

 New Relicを使用して開発者分析を有効にする最後のステップは、WebアプリへのNew Relicランタイムエージェントの追加です。これを行うには、Visual StudioでWebプロジェクトを右クリックして、"Manage NuGet Packages"コンテキストメニューを選択してください。

 これにより、NuGetのパッケージマネージャが起動します。その中で"New Relic"を検索すると、New Relicエージェントが見つかります。32ビットおよび64ビット版の両方がありますので、必ずWindows Azureで実行しているWebサイトにあったバージョンをインストールしてください(注:Windows Azure管理ポータルでWebサイトの"Configuration"タブを使用して、32ビットまたは64ビットモードのどちらで実行するかを設定できます)。

 NuGetパッケージがインストールされれば、準備完了です。

 Windows AzureにWebサイトを再発行すると、New Relicは自動的にアプリケーションのモニターを開始します。

New Relicを使用してWebサイトをモニタリング

 これで、アプリケーションにはNew Relicが有効な開発者分析サポートがあるので、ポータルをモニタリングするNew Relicを起動して、ヘルスチェックを開始できます。

 これを行うには、Windows Azure管理ポータルの左側にある"Add Ons"タブをクリックしてください。次に、サインアップしたNew Relicアドオンを選択します。これを行うと、Windows Azure管理ポータルからアドオンについてのデフォルト情報が提供されます。下方のトレイにある"Manage"ボタンをクリックすると、新しいブラウザタブが起動し、アカウントに関連付けられたNew Relicモニタリングポータルにシングルサインオンできます。

 これを行うと、New Relic管理ツールがロードされた新しいブラウザタブが起動します。

 モニタリングのコードを一行も書かなくても、アプリのパフォーマンスが確認できます。New Relicサービスは、簡単に確認できる素晴らしいビルトインのモニタリング機能を数多く提供しています。

  • サイト全体および個々のページのパフォーマンス時間(ブラウザの描画速度を含む)。必要に応じて、指定したしきい値を速度が満たしていない場合にトリガするアラートしきい値を設定することができます。
  • お客様が世界のどこからサイトにヒットしているかについての情報(および地域によるパフォーマンスの変化)
  • Webアプリが使用している外部サービスのレイテンシ性能の詳細(SQL、Storage、Twitterなど)
  • 実行時に発生した例外のコールスタックの詳細を含むエラー情報
  • SQL Serverのプロファイリング情報。データベースに対して実行されたクエリとそのパフォーマンスを含む)
  • その他

 New Relicのすばらしいところは、上記のすべてのレポート(その他多く)を取得するために、アプリケーションにモニタリングのコードを記述する必要がないことです。New Relicエージェントは自動的にアプリケーションでCLRプロファイラを有効にし、自動的にこれらを識別するために必要な情報を取得します。これにより、非常に簡単に開始でき、非常に少ない労力でソリューションに対するリッチな開発者分析ビューをすぐに獲得できます。

 Windows AzureでまだNew Relicを試されていない場合は、試されることをお勧めします。これにより、さらに素晴らしいクラウドアプリケーションが構築できることにお気づき頂けると思います。上記の手順に従うと、数分で、簡単に開始でき、すばらしいアプリケーションモニタリングソリューションを取得できます。

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この記事の著者

WINGSプロジェクト Chica(チカ)

WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS X: @WingsPro_info(公式)、@WingsPro_info/wings(メンバーリスト) Facebook

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

Scott Guthrie(Scott Guthrie)

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