どんなアプリを作るのか
現在MBaaSがもっともよく使われている分野はゲームアプリの会員管理やプッシュ通知のようですが、ここではグループで利用できるタスク管理アプリを作ってみます。
筆者は、Googleスプレッドシートに仕事の記録を付けています。どのタスク(仕事)にどれだけの時間を掛けたかを日ごとに記録するだけなのですが、意外と面倒です。これをスマートフォンでボタンを押すだけで記録できるようにします。
このように個人で仕事の記録を付けるだけならMBaaSを使うメリットは少ないのですが、複数のメンバーで同じタスク管理アプリを利用して、どのタスクにグループ全体でどれだけ時間が掛かったかを把握することができるようにするには、サーバー側の機能が必要になります。ニフティクラウド mobile backendのデータストア機能を使うと、グループの各メンバーがタスクに費やした時間を簡単にクラウドに記録できます。
したがって、今回作成するアプリでは、mobile backendの会員管理機能とデータストア機能を主に使用していくことになります。
開発環境の作成
Androidアプリを開発にするには、JDK、Android SDK、Eclipse、ADT(Android Development Tools)が必要になります。対応OSは、Windows、Mac OS X、Linux(Ubuntu)などです。
開発環境は以下の記事などを参考に、ご利用のOSに合わせて構築してください。
この記事の中にあるように、EclipseやADTがまとめてインストールできるAndroid SDK(ADT Bundle版)をダウンロードすると、インストールが楽でしょう。
ニフティクラウド mobile backendを使ってみよう
NCMBと連携するアプリを作成するには、まずNIFTY Cloud mobile backendにログインします。
@niftyログイン:ニフティクラウド mobile backend
ログインボタンを押して、ログインします。nifty IDを持っていない場合は、新規に@nifty会員登録をします。画像からは切れていますが、画面の下部にnifty会員に新規登録するためのリンクがあります。
最初は、利用規約が表示されますので、以上の規約に同意するというチェックボックスにチェックを付けて、アカウント登録ボタンを押しましょう。
アカウント登録すると、アプリの新規作成の画面に進みますので、アプリ名を入力して、新規作成ボタンをクリックします。今回はstampTimeというアプリ名にします。
アプリを作成すると、アプリケションキーとクライアントキーが表示されます。これらのキーは、Androidアプリ作成時に必要になりますので、テキストファイル等に保存しておくとよいでしょう。
後述するアプリ設定メニューで確認したり、再生成することもできます。
OKボタンをクリックして進みます。
作成したアプリstampTime用のダッシュボードが表示されます。次回から、Androidアプリの作成を始めますが、Androidアプリでユーザーを登録すると、ダッシュボードの登録会員数が増え、AndroidアプリからAPIリクエストを発行すると、APIリクエストの発行数と残り回数が更新されます。プッシュ通知の回数やストレージの使用量も逐次更新されますので、安心して開発、テストが行えます。
また、会員管理メニューを選んで、会員を追加したり、削除することができます。それから、データストアメニューでは、Androidアプリで作成したKey-Value形式のデータオブジェクトを確認したり、変更することができます。
アプリ設定メニューでは、基本的なアプリの設定のほかに会員認証時のメール送信に関する設定を変更したり、TwitterやFacebookとの連携を設定したり、アプリのデータをJSON形式でダウンロードすることもできます。
このようにサーバー側のデータや設定を閲覧、変更できるインターフェイスが用意されているので、クライアントアプリの開発・テストがはかどるわけです。
最後に
さて今回は、MBaaSの概要とニフティクラウド mobile backend(NCMB)で、できることとその使い方を見てきたわけですが、次回からは今回説明したタスクに費やした時間を管理するAndroidアプリを開発していきます。どうぞ、お楽しみに!







