デスクトップアプリケーションのアップデート
Creative Cloud Extract
Adobe Photoshopを使って、Webデザインを作っている人はたくさんいます。しかし、デザイナーがスライスを切って画像を書き出す作業は大変です。
そこでCreative Cloud Extract機能の登場です。これまでGenerator(生成)機能と呼ばれていましたが、今回のアップデートでは、Photoshop上のパネル上で、レイヤーやレイヤーグループごとに解像度やフォーマットを指定して自動で書き出すことができようになりました。
また、Creative Cloudに上がっているPSDをブラウザ上で開き、あるレイヤーのCSS表現を見たりすることもできます。Photoshopがインストールされていなくても、Creative Cloudの無料メンバーでも、ブラウザでPSDを見ることができます。
クリエイティブプロファイルのPSDをDreamweaverで開き、CSSを書く際に必要な情報を参照したり、距離を計ったり、画像をその場で書き出すことができるようになりました。Web制作の時間を短縮することができます。
Adobe Illustratorの「タッチワークスペース」
IllustratorのUIが「Microsoft Windows 8」や「Microsoft Surface Pro 3」のタッチ操作に最適化し、ペンとタッチで直感的にIllustratorを操作できるようになりました。
AppleのiOSデバイスでは、デスクトップとはまったく違うモバイルアプリが提供されてきましたが、マイクロソフトのWindowsデバイスでは、ネイティブのアプリがタッチ対応するという、まったく違うアプローチの進化をとげています。
その他にもDreamweaverの64bit対応など、数多くの新機能、機能強化がCreative Cloudメンバーに本日から提供されています。
マイクロソフトとの関係強化
アドビは、マイクロソフトとの関係をこれまで以上に強化していくということを発表しました。
「Microsoft Surface Pro 3」向けのPhotoshopワークスペースも紹介されました。「自然にタッチを使うにはどうしたらいいか」を考えてきたそうです。タッチでレイヤーを探し、選択して、動かすなどのデモが披露されました。
また、開発中のコードネーム「Animal」というソフトでは、タッチ操作や顔認識でキャラクターを動かすような先進的なものも紹介されました。
最後に、大きなスクリーンを使って、チームでタッチ操作をしながら作業を進めるようなデモも行われました。
アドビとマイクロソフトは、これからもクリエイティビティの世界を大きく広げてくれそうです。
基調講演の最後には、Adobe MAX参加者全員へのMicrosoft Surface Pro 3のプレゼントが発表され、会場はおおいに湧きました。
まとめ
今回の発表と同時に、基調講演で紹介されたCreative Cloudの新しい9つのモバイルアプリと、それに連携するAdobe Photoshopなどの13のデスクトップアプリケーションのアップデートの提供が開始されました。
これによって、モバイルとデスクトップをつなぐ新しいワークフローが生まれます。Creative Cloud Extract機能や、Creative Cloudライブラリによって、クリエイティブに必要なアセットやファイルが、どこからでもさまざまなデバイスからアクセス可能になりました。
また、デスクトップアプリケーションは最先端のトレンドを取り入れ、Windows 8.1のタッチインターフェースにも対応。目をひく新機能だけではなく、デザイナーとデベロッパーの間のワークフローの改善など、日々の作業をさらに効率化するさまざまなアップデートも着実に行われており、これからのさらなるクリエイティブクラウドの進化に期待したいと思います。

