米SanDiskは32Gバイトのフラッシュメモリをリリースしたと発表した。HDDの置き換えを狙うが、それにはまだ時間がかかりそうだ。
米SanDiskは4日、32GバイトのフラッシュメモリSSD(ソリッドステートドライブ)の出荷を開始したと発表した。低消費電力、高速アクセスを武器にHDD製品との置き換えを狙う。
SanDiskによると、このフラッシュメモリの読み出しレートは毎秒62Mバイト。HDDを使ったノートPCがWindows Vistaを55秒で起動するのに対し、フラッシュメモリをノートPCに搭載した場合は、わずか35秒で立ち上げることができる。また、消費電力もHDDの1.0ワットに対し、0.4ワットと非常に小さい。
唯一のネックは価格である。同製品を搭載した2007年前半にリリースされるPCは、HDD搭載製品に比べておよそ600ドル高額になるという。今後、量産体制を整え、いかにコストを下げられるかが普及のカギとなる。
SanDisk Launches 32-Gigabyte Solid State Drive Targeting Hard Disk Replacement In Notebook Computers
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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