Arduino x Node.jsで人感センサを使ってみよう(準備編)
それでは本題です。今回はArduinoで人感センサ(注1)を使っていきます。不要な項目があれば、読み飛ばしていただけると幸いです。
注1
人間の所在を検知するためのセンサです。今回利用するSB412Aは赤外線で3~5mの範囲に動体がいるかどうかを検知します。
部品などの調達
IoT開発はWebの開発と違い、基本的にはガジェットや電子部品などを購入する必要があります。Webの文化圏の人だとタダでなんとかならないのか、という話も出そうですが慣れていきましょう(笑)。今回は合計4219円で揃えられました。選ぶ部品などによってはもっと安く抑えることもできると思います。ちなみに価格はすべて2015年11月時点のものです。
Arduino UNO【3,240円】
USB2.0ケーブル(A-Bタイプ)【129円】
人感センサ(焦電型赤外線(人感)センサーモジュール SB412A)【500円】
人感センサもいろいろなものがありますが、とりあえず安く揃えられるものを購入してみましょう。
ブレッドボード【130円】
ブレッドボードもサイズがたくさんありますが、安さ重視でミニサイズにしてみます。
導線(両側がオス端子)(ブレッドボード ブレッドボードジャンパーコード)【1セット220円】
これらを準備すれば本記事の内容を進められます。ぜひ買ってみましょう!
また、初めての方で何を買えばいいか分からない方は、とりあえずArduinoをはじめようキット(4320円)もおすすめです。Arduinoをはじめようキット+人感センサSB412Aでも今回の開発は行えます。
ソフトウェアの準備
さて、ハードウェアを揃えることはできたでしょうか。ソフトウェア側も整えましょう。こちらはすべて無料ですね(笑)。冒頭でも書きましたが、筆者はMac OS 10.10の環境で進めています。
Arduino SDKのインストール
こちらからダウンロードしましょう。
ダウンロードして起動するとこんな感じの画面になります。
これでインストールは完了です。
Node.jsの環境をインストール
『いまアツいJavaScript!ゼロから始めるNode.js入門~5分で環境構築編~』という記事を参考に、Node.jsのインストールをしてみてください。ちなみに2015年12月時点では、筆者はNode.js v5.1.0を使用しています。
$ node -v v5.1.0
Johnny-Fiveのインストール
Johnny-Fiveは、Node.jsからArduinoやArduinoに接続されたセンサーを扱うためのライブラリです。かなり多くのメソッドが用意されています。
Node.jsをインストールしたら使えるようになるnpmコマンド
で、johnny-fiveをインストールしましょう。実際の手順は後述します。