Xamarinのインストール - Windows編
それでは早速Xamarinをインストールしてみましょう。
ここでは個人であれば無料で使用できるVisual Studio Community 2015を例にしますが、製品版のVisual Studioも基本的には同様の手順でインストールできます。
Visual Studio 2015では、セットアップ時に選択しないとXamarinがインストールされません。また、すでにVisual Studioをインストール済みの場合には、追加でXamarinをインストールする必要があります。この場合の手順については、後述の「インストール済みのVisual StudioにXamarinを追加する」を参照してください。
Visual Studioのインストール
1. Visual Studio Community 2015をダウンロードする
Visual Studioの公式サイトよりCommunity 2015をダウンロードします。
2. セットアップを実行する
ダウンロードしたセットアッププログラムを実行します。
3. [カスタム]を選択する
セットアップ開始後最初に表示される以下の画面で[カスタム]を選択します。
[カスタム]を選択しないとXamarinがインストールされません。その場合は追加でXamarinをインストールする必要があります。Xamarinを追加する手順については「インストール済みのVisual StudioにXamarinを追加する」を参照してください。
4. Xamarinを選択する
[機能の選択]で[クロスプラットフォームモバイル開発]→[C#/.NET(Xamarin v4.1.1)]を選択します(注:バージョン部分は変更される可能性があります)。Visual Studio 2015にはXamarinだけでなくCordovaなど、さまざまな開発環境が含まれています。興味があるようでしたら[すべて]を選択するのもいいかと思います。ただ、Xamarinを追加すると25Gバイトほど、[すべて]を追加すると45Gバイトほどの容量が必要になります。
5. インストール
続いて表示されるライセンス条項を確認し、インストールを実行します。
インストールを開始すると、すぐにユーザーアカウント制御が変更を加える許可を求められるので[はい]と答えます。
あとはインストールが完了するまでしばらく待ちます。
XamarinにはiOSやAndroid開発に必要なさまざまなものが含まれています。Android SDKなどのようにMicrosoft以外のものもVisual Studioのインストーラーによって自動的にインストールされます。そのため合計サイズが大きく、またインストールの時間もかなりかかります。気長にインストールが終わるのをお待ちください。
Windows 10では、Visual Studioをインストール後、はじめて起動したときやプロジェクトを作成したときは、ビルドしたときなどに開発者モードにするように表示されることがあります。その場合は開発者モードに設定してください。
なお開発者モードは[設定]→[更新とセキュリティ]→[開発者向け]でいつでも変更することができます。
インストール済みのVisual StudioにXamarinを追加する
Visual Studio 2015ではセットアップ時に選択しないとXamarinがインストールされません。すでにVisual Studioをインストール済みの場合には、追加でXamarinをインストールする必要があります。
1. 「プログラムと機能」を起動する
コントロールパネルの「プログラムのアンインストール」をクリックして「プログラムと機能」を起動します。
2. Visual Studioのセットアッププログラムを起動する
[Microsoft Visual Studio Community 2015]をダブルクリックします(注:Community以外のエディションの場合は名称が異なります)。これでVisual Studioのセットアッププログラムが起動します。
3. [変更]をクリックする
Visual Studioのセットアッププログラムで[変更]をクリックします。
4. Xamarinを選択する
[機能の選択]→[クロスプラットフォームモバイル開発]→[C#/.NET(Xamarin v4.1.1)]を選択します(バージョン部分は変更される可能性があります)。
ここから先は、はじめてVisual Studioをインストールする際と同じです。
Xamarin for Macのインストール
Xamarin.iOSを使用するには、Xamarin for MacをインストールしたMacが必要です。Visual Studio上のXamarin.iOSがビルドや実行時にMacと通信して処理を行う仕組みになっているためです。そのため、Visual Studioのインストール後、もしくはインストール前にMacにもXamarinをインストールしてください。詳しくは、後述の「Xamarinのインストール - Mac編」で説明しています。
XamarinのバージョンとXcodeのバージョン ~Windowsの場合~
Xamarin.iOSは、基本的に最新のXcodeをサポートしています。
逆にXamarin.iOSのバージョンとXcodeのバージョンが合わないと、ビルド時や実行時にエラーが発生するといった問題が発生することがあります。
実際、本記事執筆時点で最新のXamarin.iOSをインストールすると、Xcodeを最新の7.3.1にしておかないとエラーが発生してビルドすることができないという現象が発生します。Xcode 7.3.1はOS X El Capitanでないとインストールできない(OS X Yosemiteにはインストール不可)ため、OSも最新にしておかないといけないことになります。
またこれは、対応するXamarin.iOSがリリースされる前にXcodeをバージョンアップしてしまうと同様の問題が発生する可能性がある、ということでもあります。Xamarin.iOS/Mac OS/Xcodeそれぞれのバージョンアップ時にはご注意ください。
さらに、Xamarin for WindowsとXamarin for Macのバージョンも合わせる必要があるので注意してください。
すでに説明したようにVisual StudioのXamarin.iOSはMacと通信してビルドや実行を処理します。この時にMac上のXcodeだけでなくXamarin for Macにもアクセスします。そのためWindows上のXamarinとMac上のXamarinがきちんと対応が取れた状態になっていないとエラーが発生することがあります。
基本的にはすべてを最新バージョンにしておけば問題ないはずですが、自動更新などによってどちらか一方だけが更新されてしまうことがないように注意が必要となります。
次ページは、「Xamarinのインストール - Mac編」です。
