翔泳社では10月13日に『DevOps導入指南 Infrastructure as codeでチーム開発・サービス運用を効率化する』を刊行しました。本書は開発と運用を連携させるDevOpsを「インフラのコード化」によって実現する手法について紹介し、どのようにチームに導入すればいいのかを解説しています。継続的な開発の前に立ちはだかる運用課題を解決しましょう。
ビジネスニーズに対応するため、ソフトウェアの改善を進めるにはどうしてもインフラにも手をつけなくてはならなくなります。しかし、開発チームと運用チームに意識の齟齬があったり、ソフトウェア開発者がインフラを扱えなかったりすると、迅速にニーズに応えることができません。
そこで取り沙汰されているのが開発と運用を連携させるDevOpsという手法です。翔泳社では、DevOpsの歴史から導入方法までを細やかに解説した『DevOps導入指南 Infrastructure as codeでチーム開発・サービス運用を効率化する』を刊行しました。
本書はサーバやネットワークを含むインフラの設定や構成をコード化することで、ソフトウェア開発の手法をインフラ運用に適用するアプローチであるInfrastructure as codeについて詳しく紹介し、これによってDevOpsを実現していただくことを目的としています。
ウォーターフォールからアジャイルに移行し、しかしインフラの改善など運用面の課題が立ちはだかっているという方にとって、本書は次なる開発手法の指南書として役立つはずです。
目次
第1章:DevOpsを知る
1-1 DevOps登場の背景
1-2 DevOpsを知る
1-3 組織とDevOps
第2章:DevOpsを個人で始める
2-1 DevOpsでできることを小さく始めていく
2-2 個人からも実現できるDevOps
2-3 個人環境からチーム環境へ持っていくための準備
(Vagrant, Ansible, Serverspec, Git)
第3章:DevOpsをチームに広げる
3-1 DevOpsをチームに展開することの意義
3-2 チームで行う作業効率化
(GitHub, Docker, Jenkins)
3-3 チームでDevOpsに取り組むことで得られること
第4章:DevOpsのために仕組みを変える
4-1 DevOpsを中心に仕組みを変えていく
4-2 アプリケーション・アーキテクチャを変える
(12 factor, マイクロサービスアーキテクチャ)
4-3 インフラ・アーキテクチャを変える
(Immutable Infrastructure, Blue-Green Deployment)
4-4 チームを変える
(アジャイル開発, チケット駆動開発, SRE, ChatOps)
4-5 DevOps化されたチームができること
第5章:実践・Infrastructure as Code
5-1 実践 継続的インテグレーション・継続的デリバリ
(GitHub, Slack, Jenkins, Ansible, Serverspec)
5-2 実践 ELKスタック
(Elasticsearch, Logstash, Kibana)
5-3 実践 Immutable Infrastructure
第6章:組織とチームの壁を越えるDevOps
6-1 DevOpsを伝える事の難しさ
6-2 DevOpsを組織に導入する
6-3 チームで作り上げるDevOps
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渡部 拓也(ワタナベ タクヤ)
翔泳社マーケティング課。MarkeZine、CodeZine、EnterpriseZine、Biz/Zine、ほかにて翔泳社の本の紹介記事や著者インタビュー、たまにそれ以外も執筆しています。
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