米Microsoftは、オープンソースのスクリプト言語「TypeScript 2.0」を、9月22日(現地時間)に公開した。
「TypeScript 2.0」では、ECMAScript標準仕様に対応するとともに、従来は明示的に定義できなかったnullおよびundefinedを定義可能にし、それぞれに固有の型を持たせている。また、バージョン1.8から新たに採用したコントロールフロー解析を強化し、あらゆる状況での型解析に対応した。
このほか、「リードオンリー」のプロパティが追加され、より簡易なイミュータブルプログラミングを実現している。
なお、「TypeScript 1.0」のリリース以来、TypeScriptのコミュニティは拡大を続けており、2016年8月だけで200万を超えるnpmパッケージがダウンロードされた。また、GitHubにおいては、ナイトリィビルド版に2000を超えるコメントが寄せられたなど1500を超えるユーザーが議論に参加しており、150を超えるユーザーがバグフィックスに参加している。
【関連リンク】
・日本マイクロソフト
・TypeScript(英語)
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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