暗黙的インテントの実装
では、実際に暗黙的インテントを実装していきましょう。
地図検索処理
まず、「地図検索」ボタンをタップした時の処理を記述していきましょう。これは、onMapSearchButtonClick()メソッドなので、以下のメソッドをIntentStartActivityに追記してください。
public void onMapSearchButtonClick(View view) {
EditText etSearchWord = (EditText) findViewById(R.id.etSearchWord); // (1)
String searchWord = etSearchWord.getText().toString(); // (1)
try {
searchWord = URLEncoder.encode(searchWord, "UTF-8"); // (2)
String uriStr = "geo:0,0?q=" + searchWord; // (3)
Uri uri = Uri.parse(uriStr); // (4)
Intent intent = new Intent(Intent.ACTION_VIEW, uri); // (5)
startActivity(intent); // (6)
} catch (UnsupportedEncodingException ex) {
}
}
追記が完了したら、アプリを再起動し、下図のように何かキーワードを入力し、地図検索ボタンをタップしてください。
地図アプリが起動し、下図のようにそのキーワードに関する地点が表示されます。
アクションとURI
では、ソースコードを見ていきましょう。リスト1の(5)と(6)を参照してください。これは、明示的インテントによるアクティビティの起動とほぼ同じソースコードです。ただ、(5)のIntentのnew時の引数が違います。
第1引数が「アクション」と呼ばれ、Intentクラスの定数フィールドを指定します。これは、アクティビティの種類を表しており、画面を表示させるのか(Intent.ACTION_VIEW)、電話をかけるのか(Intent.ACTION_CALL)、メールを送信するのか(Intent.ACTION_SEND)などあります。ここでは、地図画面を表示させるアプリなので、Intent.ACTION_VIEWとなります。
第2引数がURIオブジェクトで、これをもとにOSがアプリを判断します。例えば、「http://~」や「https://~」だとブラウザが起動します。地図アプリの場合は、「geo:~」です。このURI文字列を生成しているのがリスト1の(3)であり、その文字列をURIオブジェクトに変換しているのが(4)です。なお、「geo:」の後、「0,0?q=検索文字列」とすることで、地図アプリが検索文字列で検索を行い、その地点を表示してくれる仕組みとなっています。この検索文字列をEditTextより取得しているのがリスト1の(1)であり、その文字列を、URIに埋め込むためにエンコーディングしているのが(2)です。なお、このエンコーディングの際に、例外処理が必要なので、try-catchが付与されています。
