野村総合研究所は2025年9月4日、利用者が設定した役割や性格を基にAIが多様な視点でデータを解説する「データ分析におけるAIを活用した多視点分析システム」を発表した。従来のAI分析では、誰の視点からのコメントなのか不明確なことが課題であった。
本システムでは、「経営層」や「経営アナリスト」などの役割(ペルソナ)を選択すると、AIはその立場に沿った分析コメントを生成できる。さらに、性格のカスタマイズが可能で、たとえば「慎重なアナリスト」や「楽観的な経営者」など、思考スタイルも柔軟に変更可能である。利用者はAIとの自然言語対話により「背景要因の詳細」や「関連データのグラフ化」など深掘りした情報を得られる。
システムは独立したアプリケーションとしても提供できるほか、既存の情報分析システムにモジュールとして追加導入できるよう設計されている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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