AzureポータルでDocumentDBのドキュメントを作成してみる
ここからは、Azureポータル上でDocumentDBのデータベースアカウント、データベース、コレクション、ドキュメントの作成までを順に行っていきます。
最後に、作成したドキュメントがSQLで検索できるかを確認します。
データベースアカウントの作成
Azureポータルにログインし、左側のサービス一覧から[Azure Cosmos DB]を選択します。左側のサービス一覧にCosmos DBがない場合は、左下部の[More services]の中から検索することができます。
Cosmos DBの初期画面が表示されたら、[Azure Cosmos DBの作成]を選択してデータベースアカウントの作成に移ります。
IDには任意のデータベースアカウント名を入力します。APIでは、[SQL(DocumentDB)]を選択してください。
お手持ちのサブスクリプションとリソースグループを選択し(リソースグループはなければ新規作成可)、最後にCosmos DBをプロビジョニングする場所を選択します。
[作成]ボタンをクリックすると、データベースアカウントの作成が開始され、数分後に完了します。
データベース、コレクションの作成
次に、データベースとコレクションを作成します。
注意
コレクションを作成するとDocumentDBの課金が開始されます。
コレクションに設定したRU/sに応じて1時間ごとに料金が発生しますので、操作は慎重に行ってください。
[Azure Cosmos DB]の画面から、先ほど作成したデータベースアカウントを選択すると、Cosmos DBのダッシュボードが表示されます。
この画面からデータベースやコレクション、ドキュメントの作成・更新・削除やスケールの設定、メトリック(利用状況の統計情報)といったCosmos DBに対するさまざまな操作や確認ができるようになっています。
データベースとコレクションの作成には、この中から[概要]メニューを選択し、画面左上の[コレクションの作成]を選択します。
コレクションIDとデータベースには任意の名前を付けます。今回はサンプルで小規模なコレクションを作成するため、STORAGE CAPACITYは[Fixed(10GB)]を選択します。INITIAL THROUGHPUT CAPACITY(RU/s)も、最小の「400」とします。なお、STORAGE CAPACITYがFixedの場合はパーティションキーの設定は不要です。
これで[OK]ボタンをクリックすると、データベースとコレクションが同時に作成されます。
ドキュメントの作成
最後に、コレクションの中にドキュメントを作成していきます。
通常のアプリケーションでは、REST APIやSDKを使ってドキュメントを作成しますが、ここではAzureポータル上からドキュメントを作成していきます。
Cosmos DBのダッシュボードのメニューから、[ドキュメント エクスプローラー]を選択し、画面左上に表示されている[作成]を選択します。
試しに、リスト1のJSONドキュメントをエクスプローラーに貼り付けて[保存]します。
{
"todo" : "DocumentDBを触ってみる",
"auther" : "akiba"
}
ドキュメントの作成を完了すると、ドキュメント エクスプローラーのID一覧にデータが1つ追加されます。このデータを選択すると、先ほど貼り付けたJSONに、idのフィールドが付与されたドキュメントが表示されます。
このように、DocumentDBではidというフィールドがないJSONからドキュメントを作成した場合、GUIDを値に持つidフィールドを自動的に付与します。もちろん、自身でユニークとなる値をidフィールドに設定してドキュメントを作成することも可能です。
ドキュメントの検索
作成したドキュメントを、SQLを使って検索してみましょう。
今回は、作者(auther)を検索条件にして検索します。Cosmos DBのダッシュボードから、[クエリ エクスプローラー]を選択します。
既にSQLが記載されていると思うので、WHERE句を追加してリスト2のSELECT文を作成し、[クエリの実行]ボタンをクリックします。
SELECT * FROM c WHERE c.auther = 'akiba'
クエリ エクスプローラーの実行結果では、ドキュメント エクスプローラーでは表示されなかった、「_」で始まるフィールドも取得しています。これらもまた、DocumentDBがドキュメントの作成時に自動的に付与しているメタ情報です。
おわりに
今回はDocumentDBを使っていく上で、よく出てくる概念や用語について紹介しました。
次回は、RUの見積もりや一貫性レベルの決定、インデックス作成ポリシーなど、設計に関する事項について取り上げます。
