Googleは、社内で利用していたJava用DIフレームワーク「Guice」をオープンソースとしてリリースした。
Googleは、社内で利用していたJava用DIフレームワーク「Guice」をオープンソースとしてリリースした。Google Codeよりダウンロードできる。
「Guice 1.0」(「ジュース」と読む)は、Dependency Injection(依存性注入)のフレームワークで、Java5をベースに開発がされていた。Guice 1.0は、静的メンバの依存性注入やカスタムスコープといった機能を盛り込んでいる。
同じDIコンテナというと「Spring」があるが、GuiceはDIに特化したつくりになっているためSpringとは競合しないという。その一方で統合手段も用意されており、AOP Allianceインターセプターにも対応している。
Guice 1.0は、Bob Lee氏によって開発が進められていた。Wikiによると、その開発目的はGoogleの中でも特に巨大なアプリケーション「AdWords」で使われるためだと述べられている。
Google Code:Updates: Guice, Google's internal Java dependency injection framework, released as open source
Google Code Wiki:google-guice
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です