Perl 7は、内容的には「Perl 5.32」であり、Perl 5からのコードや構文の大きな変更は行われない。
ただし、間接オブジェクト構文やベアワードファイルハンドル、Perl 4で用いられていた多次元配列とハッシュを実現するための手法、Perl 4スタイルのプロトタイプ定義などは廃止される可能性がある。
また、前述の通りPerl 7は実際には「Perl 5.32」であるため、PerlアーカイブネットワークであるCPANに登録されているモジュールの多くは、ほぼ修正することなく動作すると考えられる。
Perl 7の最初のリリース候補は6か月後の提供予定で、2021年の一般向けリリースを目標に、いくつかのリリース候補を公開していく。なお、Perl 7の発表にともない、Perl 5は長期メンテナンスモードに移行する。