オープンソースのチームチャットアプリケーション「Zulip」の開発チームは、「Zulip Server 3.0」を7月16日(現地時間)にリリースした。
「Zulip Server 3.0」では、ビジュアルデザインの大幅な改善、スケーラビリティとパフォーマンスの劇的な改善が行われている。
また、「Ubuntu 20.04 Focal」のサポートが追加され、「Ubuntu 16.04 Xenial」と「Debian 9 Stretch」のサポートが終了するほか、新規インストールではPostgreSQL 12を使用するようになった。さらに、Djangoを1.11.xから最新LTSの2.2.xにアップグレードしている。
なお、今回リリースされた「Zulip Server 3.0」以降、2桁のみの新しいバージョン管理スキームへ移行し、次回のメンテナンスリリースは「Zulip Server 3.1」、次回のメジャーリリースは「Zulip Server 4.0」となる。
「Zulip」は、独自のトピックベースによるスレッド化によって、リアルタイムチャットの即時性と、電子メールのスレッド化の非同期効率を併せ持っている。
クライアントアプリケーションの「Zulip 3.0」では、ユーザーエクスペリエンスにおける変更として、ユーザーから要望が多かったストリーム間でトピック(またはトピック内のメッセージ)を移動する機能が追加されたほか、ナビゲーションバー/検索領域におけるストリームの説明をわかりやすく変更した。
なお、「Zulip」の開発チームは、開発コミュニティへの参加を求めており、翻訳者(日本語には対応済み)や「Zulip」の開発に専門的に関与するエンジニアを募集している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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