米Amazon Web Servicesは、コードレビューを自動化し、アプリケーションのパフォーマンスを最適化する「Amazon CodeGuru」における、Java/Pythonコードの問題点を検出し、修正のための推奨事項を提供する「Amazon CodeGuru Reviewer」の価格を最大90%安くするとともに、Pythonサポートの一般提供を開始することを、4月6日(現地時間)に発表した。
Amazon CodeGuru Reviewerは、これまで1か月あたりに分析したコード行数(LoC)に基づき、100LoCあたり0.75ドルで提供されていたが、新たな価格設定ではリポジトリの合計サイズに基づき、固定の月額料金となる。
すべてのリポジトリで、コードの最初の10万行に対して月額10ドルがかかり、10万行増えるごとに月額30ドルが追加される。なお、リポジトリの最大ブランチのみがカウントされ、空の行やコメントはカウントされない。また、必要に応じてリポジトリのフルスキャンを行ったり、プルリクエストごとに増分レビューを実行することも可能で、月額料金にはすべての増分レビューが含まれ、リポジトリごとに1か月あたり最大2回のフルスキャンが含まれる。追加のフルスキャンには10万行ごとに10ドルが課金される。
新たな価格設定の導入によって、料金が最大で90%安くなる。また、最初の90日間は10万LoCまで無料で利用できる。
Amazon CodeGuru ReviewerにおけるPythonサポートは、2020年12月よりプレビュー提供が行われてきたが、今回の一般提供開始にともない、Pythonにおける検出のカバレッジと精度を高めるとともに、リソースリーク検出の改善、コードの保守性および入力検出機能の追加が行われた。
なお、ランタイムパフォーマンスデータを収集し、コードがCPUでどのように実行されているか、どこで時間が消費されているかを特定可能な「Amazon CodeGuru Profiler」におけるPythonサポートは、引き続きプレビュー提供となっている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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