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Slackで制作過程をオープンに formrun・Brianさんがサービス開発におけるコミュニケーションを語る

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デザイナーはひとり ベーシックの中でもミニマムなformrunの開発体制とは

――フォーム作成管理ツール「formrun(フォームラン)」にはどういった特徴があるのでしょうか。

formrunは、フォーム作成からフォームに入力された顧客情報の管理までを行うことができるツールです。

40種類以上のテンプレートから誰でもフォームを簡単に作成することができ、フォームから送信された顧客情報は、ボード画面でステータスごとに管理することが可能です。お問い合わせフォームのテンプレートを使用すれば、別途メールを開くことなく、formrun上でお問い合わせに返信できたり、資料請求フォームでは、回答後の完了画面にファイルをダウンロードするボタンを設置することもできます。

未対応、対応中、対応完了など、ステータス別にお問い合わせを管理することも可能。
未対応、対応中、対応完了など、ステータス別にお問い合わせを管理することも可能。

現在利用していただいているユーザー企業さんの規模はさまざまです。LP立ち上げ時のお問い合わせフォームとしてformrunのフリープランからスタートし、事業規模が大きくなったタイミングで、ほかのフォームも利用するために有料プランへ移行する企業さんもいらっしゃいますね。

――formrunの開発体制やBrianさんの役割について教えてください。

ベーシックでは、オールインワン型BtoBマーケティングツール「ferret One」、フォーム作成管理ツール「formrun」、ウェブマーケティングメディア「ferret」の3つの事業を展開しています。

formrunに携わる社員はこの春入社したメンバー含め現在12名(2021年4月時点)で、デザイナーが僕ひとり、エンジニアが4人、残りのメンバーがカスタマーサポートやマーケティングといったビジネスサイドを担っています。ほかにも業務委託のデザイナーさんや、ビジネス側に関わっているインターン生が10名ほどいます。

僕がメインでコミットしているのは、サービス自体のUI/UXや、要件定義段階でのイシューの検討です。基本的に、GitHubを起点として行うイシュー(要件定義の草案)の立ち上げはビジネス側が行っています。その要件定義をみながら、デザインをせずに機能として加えれば問題ないものは開発側にパスしたり、ワイヤーを作ったあとのデザインへの落とし込みをビジネスサイドと行うこともあります。また、開発側にこのデザインで実装可能かどうかを確認するなど、両者の橋渡し役をイメージしてもらえるとわかりやすいかもしれません。

細かな制作プロセスもオープンに 自分がメインで発信する「デザイン実況」とは

――Brianさんがサービス開発の過程で意識していることはありますか?

現在ベーシックではリモートワークで業務を行っています。僕の場合は入社の次の日からリモートになったのですが、人と話しながら進めていくやりかたが好きなこともあり、とにかくチーム内で話すことを徹底しています。

そのためにまず作ったのが、Slackで自分のことをメインで発信するチャンネル「分報チャンネル」です。業務とあまり関係のないちょっとした独り言から、今日取り組むことのタスク一覧、デザインを進める際のちょっとしたメモなどをすべてSlack上に投稿するようにしています。デザイン開始時のまだファイルを作成するような状態であっても「これからこんなものを作ります」や「ボタンを置いてみた」など、自身の作業の細かい部分からタイムラインのように発信するんです。これにより、僕の制作プロセスをすべて見せることを意識しています。

最近ではこの細かい分報によるデザイン過程の発信を少し発展させました。formrunのプロダクトに関するチャンネルで、ビジネス側や開発側にもできるだけオープンに見てもらえるよう、「デザイン実況」という形で発信をしています。

そのうえでフィードバックをお願いすると、頼まれたメンバーもどういう流れでそのデザインにしたかを追うことができるので、それをふまえたアドバイスができる。もらった意見をふまえて再提案したり意思決定を行うのも、すべてSlack上で行うようにしています。

――それらのコミュニケーションをSlack上で行うというのは、こだわっているポイントなのでしょうか。

formrunチームでは、デザインツールとしてFigmaを採用しています。Figmaでは作ったデザインのリンクを共有し、チームメンバーがFigma上でコメントすることもできますが、Figmaはチームの中でほとんど僕のみが使用しているので、ほかのメンバーは僕ほどFigmaを頻繁に見ることはありません。

たとえばFigmaのリンクのみが送られてくると、そのリンクを開くまで内容や中身がわからないですよね。そのため、Figmaをメインにしたフィードバックをやめ、チームみんな常に使っていて慣れているSlack上でフィードバックを行うスタイルを採用しました。フィードバック時には、必要なデザインを画像として用意し共有することで早く意見をもらうことができますし、コミュニケーションのスピードも格段に上がる。

またSlackなら確認をお願いしている人以外のメンバーも簡単に見ることができるので、いろいろな視点からのフィードバックを取り入れつつ素早くリリースすることができます。そのような考えから、出来あがったデザインやその共有もすべてSlackで行うようにしています。

この記事の続きは、「CreatorZine」に掲載しています。 こちらよりご覧ください。

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https://codezine.jp/article/detail/13985 2021/04/16 08:00

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