米Googleは、オープンソースプロジェクトの依存関係をインタラクティブに表示する、探索的な視覚化サイト「Open Source Insights」を、6月3日(現地時間)に公開した。
「Open Source Insights」では、プロジェクトの依存関係およびそのプロパティの視覚化が可能で、特定のソフトウェアパッケージがどのように組み合わされているかの概要がわかる。
完全かつ推移的な依存関係グラフを視覚化および分析するための、インタラクティブなツールを提供するとともに、パッケージの異なるバージョンが依存関係にどのように影響するかを強調する、比較ツールも用意している。
パッケージ情報の表示にあたって、最初にパッケージをインストールする必要はなく、パッケージ(または更新されたバージョン)のインストールがプロジェクトにとってどのような意味があるか、人気度、ソースコードやその他の情報へのリンクをただちに確認し、インストールが必要かどうかを判断できる。
オープンソースソフトウェアエコシステム内の、数百万のプロジェクトを継続的にスキャンし、ライセンス、所有権、セキュリティ問題を含むパッケージに関する情報や、ダウンロード数、人気シグナル、OpenSSF Scorecardsなどのメタデータを収集するとともに、依存関係、依存関係の依存関係などを推移的に追跡する依存関係グラフを構築し、メタデータを組み込んで公開することで、ソフトウェアにどのような影響を与えるかを確認できる。
現時点では、npm、Maven、Goモジュール、Cargoをサポートしており、さらなるパッケージングシステムの追加にも取り組んでいる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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