「Rust 1.53.0」では、値によって配列を反復処理できるIntoIterator配列が実装され、「T: IntoIterator」を期待するメソッドに配列を渡すことも可能になっている。
また、「|」パターン構文が拡張され、パターン内の任意の場所にネストされるようになり、「Some(1) | Some(2)」の代わりに「Some(1 | 2)」と記述できるようになった。
さらに、識別子にASCII以外の文字を含められるようになるとともに、CargoにおけるHEADブランチ名のサポートが追加されている。
なお、安定版のRustでは今後インクリメンタルコンパイルがオフとなるため、「Rust 1.53.0」でもインクリメンタルコンパイルはデフォルトでオフとなる。
そのほか、いくつかのメソッドとトレイトが安定版に昇格している。