米Microsoftは、コードエディタ「Visual Studio Code」向けPython拡張機能の2021年10月版を、10月7日(現地時間)にリリースした。
Visual Studio Code向けPython拡張機能2021年10月版では、Jupyter NotebookでPythonセルをデバッグできるようになっており、同機能を利用するには選択したカーネルにipykernelのバージョン6以降がインストールされている必要がある。
さらに、Visual Studio CodeでのPython使用開始エクスペリエンスを向上するための基本的なセットアップ手順を含む、ウォークスルーが追加された。ウォークスルーでは、Pythonのインストール、プロジェクトのインタープリタ選択、Visual Studio CodeでPythonファイルを実行およびデバッグする方法などの手順について説明されている。
また、launch.json構成が存在しないワークスペースを操作する場合には、Pythonファイルまたはプロジェクトをデバッグするたびに、デバッガ構成メニューが表示されていたが、最初に行った選択がセッションの残りの部分で再利用されるため、デバッグを開始するたびにデバッガ構成メニューが表示されることはなくなった。
そのほか、python.testing.cwd設定がテストを検出または実行する際に無視されなくなり、「Jedi 0.18」へのアップグレードが行われるとともに、ropeやctags、pylintMinimalCheckers設定がサポートされなくなり、言語サーバを通じてリファクタリング、構文エラー、ワークスペースシンボルがサポートされている。さらに、python.linting.pylintEnabledのデフォルト値がfalseに変更された。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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