SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

Power Automate Desktopチュートリアル

Windows10の無償デスクトップ自動化ツール「Power Automate Desktop」でファイルやフォルダーの操作を自動化する

Power Automate Desktopチュートリアル 第4回

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 Power Automate Desktopは、自動化可能な作業の流れ(フロー)をデザインし、実行するためのソフトウェアです。第3回では、繰り返し(ループ)の制御構造を組み込んだフローのデザインを行いました。第4回ではPower Automate Desktopフローからのファイルやフォルダーの操作をデザインします。

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

対象読者

  • Excel/PowerPointなど、一般的なツールの操作を理解している人
  • RPAツールを用いて業務を自動化したい人

ファイルアクション・フォルダーアクション

 日々の業務で定型的に行う作業の中には、Windowsのデスクトップ画面(Explorer)で、ファイル・フォルダーの作成や移動・コピーが必要なことがあります。これらの基本的なファイル・フォルダーの操作は、Power Automate Desktopのフローの中でも行うことができます。それぞれ[ファイル]アクショングループ、[フォルダー]アクショングループにまとめられています。

[ファイル]アクショングループ
アクション 説明
ファイルのコピー ファイル(複数可)を別のフォルダーにコピー
ファイルの移動 ファイル(複数可)を別のフォルダーに移動
ファイルの削除 ファイル(複数可)を削除
ファイルの名前を変更する ファイル名(複数可)を変更
ファイルからテキストを読み取ります テキストファイルの内容を生成した変数に代入
テキストをファイルに書き込みます 変数の内容をテキストファイルに出力
CSVを読み取ります CSVファイルの内容を生成した変数(データテーブル型)に代入
CSVファイルに書き込みます データテーブル、リストをCSVファイルに出力
ファイルパス部分の取得 ファイルパスから、ディレクトリ、ファイル名、拡張子などを取り出す
一時ファイルの取得 一意の名前のファイルを作成して参照を取得
[フォルダー]アクショングループ
アクション 説明
フォルダー内のサブフォルダーを取得 指定フォルダー内のサブフォルダー参照のリストを取得
フォルダー内のファイルを取得 指定フォルダー内のファイル参照のリストを取得
フォルダーの作成 フォルダーを作成してフォルダー参照を変数に取得
フォルダーの削除 フォルダーとその内容をすべて削除
フォルダーを空にする フォルダーの内容をすべて削除
フォルダーをコピー フォルダーを他のフォルダーにコピー
フォルダーを移動 フォルダーを他のフォルダーに移動
フォルダーの名前を変更 フォルダー名を変更
特別なフォルダーを取得 デスクトップ、お気に入り、アプリケーションデータ、プログラムファイル、ドキュメント、ピクチャなどWindowsで決まっている特別なフォルダー参照を取得

 特に、同じようなファイルを繰り返し作業するような状況では、Power Automate Desktopのループアクションなどと併用することで、ケアレスミスを軽減し、効率を改善できるでしょう。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
フォルダー/ファイルを作成する

この記事は参考になりましたか?

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
Power Automate Desktopチュートリアル連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

WINGSプロジェクト 飯島 聡(WINGSプロジェクト イイジマ サトシ)

WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS X: @WingsPro_info(公式)、@WingsPro_info/wings(メンバーリスト)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるReact実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/15109 2021/11/15 11:00

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング