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女性の学びを支援する団体や技術コミュニティの世界

より多くの"初めての人"にGoを楽しんでもらえるように――Women Who Go Tokyo 白川みちるさんが語るGoコミュニティの魅力

Go言語のシンプルさがコミュニティにも継承されている

――Women Who Go Tokyoの活動内容やどんな人が参加しているのかを教えてください。

 Women Who Go設立の2年後、2016年6月に最初のイベントを開催しました。以降は月に1回程度、都内にある会社から場所をお借りして10人前後で集まっていました。コロナ禍になった2020年からは完全にオンライン形式に切り替わり、隔週で読書会などを開催しています。参加者は大体いつも5〜6人です。

 今までの参加者はプログラミングそのものを始めてみたいという方や、Goそのものに興味のあるベテランの方など、さまざまです。インフラの仕事をされてる方もいますね。

 最初はGoそのものの勉強会やもくもく会を開いていましたが、最近では読書会や朝会を開催するほか、コードを皆で書くなどして続けられるようにしています。また、技術書典が開催されるたびに参加者を募り、複数人でオムニバス形式となるGoの技術書も書いています。

 運営として活動している人は入れ替わりながらも3〜4人です。基本的にイベントの内容はプログラミング初学者向けで、安心して続けて参加できるようなコンテンツを用意しています。イベントの内容は運営が決めているのですが、コンテンツはGoのGoogle Developers Expertのtenntennさんが用意してくださっています。tenntennさんはWomen Who Go Tokyoだけではなく、Gophers Japanとして年に2回開催しているGo Conferenceの運営でもご一緒させていただいています。イベントはWomen Who Go Tokyoのconnpassのほか、SlackのワークスペースがあるのでSlackのチャンネルで参加者を募っています。

Women Who Go Tokyo(connpass)
Women Who Go Tokyo(connpass)

――Women Who Go Tokyoでは、どういった理念のもとで活動しているのでしょうか。

 基本的な理念や行動規範はGoコミュニティをベースにしています。まずは、多くの人を迎え入れようとしています。男性を排除したいのではなく、「女性1人だと参加しづらいな」と思う人が参加を躊躇しなくて済むような雰囲気作りを目指しています。「知らないことがたくさんあっても、初めてならそれが普通だから大丈夫だよ。どんどん質問してみよう」といった暖かい雰囲気です。何よりも「認める」ことを大切にしています。

――Goという言語・Go言語コミュニティの良さや魅力について教えてください。

 Goの良さはシンプルさにあると思います。言語やチームによりルールが定められていることもありますが、基本的にGoはあまり複雑ではありません。初めて学ぶには迷いが少ないかもしれません。

 このシンプルさはGoコミュニティの運営そのものにも継承されています。Women Who Go Tokyoも少人数で運営していますし、他のGo Conferenceも少人数体制での運営です。これは活動をシンプルにして、かつ無理しないというのが根底にあります。

――初心者がGoを学ぶにはどうすればいいでしょうか。

 Goについては統合的な公式サイトがあるのですが、全て英語で書かれていてハードルが高いと思われがちです。そこでWomen Who Go Tokyoの初めてGoを触る人向けのコンテンツや、現在は少し古くなってしまったのですが「Go Starter Book」もあります。無料ですので、ぜひご活用いただければと(後日アップデートの予定があります)。

――白川さんはお仕事をしながら技術コミュニティ運営をされていますが、技術コミュニティ運営を続ける上で大切にしている考えはありますか?

 皆それぞれ仕事やプライベートで忙しいなか運営しています。自分の限られた時間をうまく使って頑張っていることをお互いに理解しておくのはとても大切だなと思います。互いにリスペクトして無理をしないことが一番です。仕事やプライベートで活動が難しくなれば運営のほうの活動を抑えていただいて、落ち着いたら戻れる雰囲気を作っておきたいです。私自身も10月から社会人大学院生になりまして、やることを取捨選択しています。

――今後、Women Who Go Tokyoとして取り組んでいきたいことや将来の展望について教えてください。

 現在、私は社会人大学院生としてシステム工学をアカデミックな学びの場で経験させてもらっています。進学を決めたのは単純に自分の趣味嗜好もありますが、ここで得た知識や手法をもとに、より多くの人にGoを楽しんでもらえるようにしたいからです。楽しみを教えられるGopherになりたいですね。

 他にもコミュニティの皆でGoのコードにコントリビュートする活動もできたらいいなと思っています。まだ計画中ですが「Gopher道場 for Women」とか。すでに、エンジニアとしての経験や力を上げるためのGopher道場というのがありまして、かなり短期間で頑張らないといけません。これを若干緩やかに、進むスピードを変えたり、学び合う雰囲気を試したりしてみたいなと考えています。いろんな人と相談して進めたいです。

――最後に、Women Who Go Tokyoに関心を持っている方へメッセージをお願いします。

 いろんな人たちと一緒にやっていきたいと思っているので、初めてプログラムを触る人や参加に迷われている方、まずはぜひお気軽にお越しください。

 先ほど申しあげたように「Gopher道場 for Women」のようなものも準備中ですし、もう少し簡単に始められるものも用意しています。Slackワークスペースもありますが、発言しやすい工夫も考えたいと思いますので、気になる方はぜひ参加してもらえたらと思います(Slackはconnpassページから参加が可能です)。

――白川さん、貴重なお話をありがとうございました!さらなるご活動の広がりを楽しみにしています。

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この記事の著者

加山 恵美(カヤマ エミ)

フリーランスライター。茨城大学理学部卒。金融機関のシステム子会社でシステムエンジニアを経験した後にIT系のライターとして独立。エンジニア視点で記事を提供していきたい。EnterpriseZine/DB Onlineの取材・記事や、EnterpriseZine/Security Onlineキュレーターも担当しています。Webサイト:http://emiekayama.net

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

鍋島 英莉(編集部)(ナベシマ エリ)

2019年に翔泳社へ中途入社し、CodeZine編集部に配属。同志社大学文学部文化史学科卒。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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