「TypeScript 4.6」では、super()の前に他のコードを実行できるようになったほか、構造化されていない判別可能な共用体の制御フロー分析が正しく動作するようになるとともに、再帰深度チェックが改善され、正しい結果が得られるようになっている。
さらに、processRecordへの呼び出し内で、型アサーションが不要になったほか、シグネチャから関数の型を推測する場合、相互に依存するパラメータを絞り込めるようになった。また、--targetがes2022をサポートするようになるとともに、react-jsxにおける不要な引数の削除、パラメータ名が関数とそのJSDocコメント間で一致しない場合における案の提示、JavaScriptファイルの構文およびバインディングエラーセットの拡張、新たなトレースアナライザの追加が行われている。
そのほか、互換性に影響する変更として、オブジェクトのREST式がジェネリックオブジェクトの拡散不可能と思われるメンバーを削除するようになるとともに、JavaScriptファイルが常に文法エラーとバインディングエラーを受け取るようになった。