解説:教えて那々子先生
2017年、ワシントン大学の研究チームが、興味深い実験を行いました。DNAを用いてコンピューターを攻撃するという実験です。バッファオーバーフローの脆弱性を攻撃するコードをDNA配列にエンコードし、その配列のDNAを合成します。実際にそのDNAをDNAシーケンサーで読み取らせ、脆弱性が仕込まれた攻撃対象のプログラムに処理させることにより、コンピューターを乗っ取ることができたと報告されています。
参考文献
なお、この研究では合成されたDNAが用いられたため、イントロンなどは特に関係ありません。