デザイニウム、ロケーションベースARアプリを短期間で開発できるサービスを開始

　デザイニウムは、現実の位置と連動したARアプリ開発のためのテンプレート「AR VPS BUILDER for Lightship ARDK」を活用したARアプリ開発のサービスを6月24日に開始した。

　デザイニウムは、AR・xR開発に力を入れており、今までにさまざまなVPSサービスを使ってR&Dやコンテンツ開発を進めてきた。

　Visual Positioning System（以下、VPS）は、スマートフォンやスマートグラスのカメラ画像をリアルタイムで解析し、今ユーザーがどの位置にいて、どの方角を向いているのかを特定できる技術。GPSでは難しかったセンチメートル単位での位置推定を行うことができ、複数デバイスの位置も同時に把握することができるため、マルチプレイ対応のARコンテンツ開発が可能。現在、Nianticをはじめ、さまざまなVPSサービスが公開されている。

　「AR VPS BUILDER for Lightship ARDK」は、NianticのLightship VPSおよびARDKを使ってARアプリ開発を加速させるロケーションベースのARコンテンツテンプレート。ARをつかったコンテンツやアプリ企画や位置情報とARを組み合わせたコンテンツ制作に利用できる。

　今後デザイニウムでは、「AR VPS BUILDER for Lightship ARDK」を活用し、さまざまなロケーションベースARコンテンツの開発を行っていく。このARコンテンツテンプレートを含む開発キットを開発会社向けに有償公開していくことも検討している。