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Resource、3000の実績データに基づくWebエンジニアの業務委託単価表を公開

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 Resourceは、同社が提供している開発発注プラットフォーム「ISSUE」における3000の実績データに基づく、Webエンジニアの業務委託単価表を11月28日に公開した。

 同社によれば、時給単価1000~2000円はインターン・アルバイトレベルで、プログラミングを始めたての学生や勉強中の人が対象となり、実務経験的には0~1年ほどの人が当てはまる。プログラミングの概念を学んでいる段階なので、外部APIなどの公式ドキュメントを理解するのが難しい場合もあり、副業をするスキル的な余裕はまだないことが多いため、正社員で働いている人はまず3000円以上のレベルを目指すべきと指摘する。また、開発の生産性を上げるため、個人でコーディングするだけでなくGitHub開発フローやチームでの開発経験を学ぶことも求めている。

 時給単価2000~3000円はインターン・初学者フリーランスレベルで、1~2年の経験を積みオブジェクト志向を理解し始め、コーディングには不安定さはあるものの公式ドキュメントもしっかり理解できるようになる。またチーム開発を学んでいれば、サポートはありながらも中規模以上の開発でも活躍し始めるレベルで、マネージャーが切ったタスクを理解して自走して開発可能なレベルであるという。

 時給単価3000~4000円はミドルクラスのエンジニアで、オブジェクト指向を理解しており1つ以上の言語・アーキテクチャを理解しているレベルとなる。チーム開発では自走して開発でき、もっともプロダクトに対するコーディングでのコントリビューションが多い層でもあり、切られたタスクへの実装改善提案や初学者エンジニアのサポートも可能となっている。

 時給単価4000~5000円はエンジニアとして成熟し始めるレベルで、経験年数3~5年が多く独立や転職市場で金額とスキルがマッチしやすく需要が高い層といえる。得意領域の実装ではベストプラクティスな実装ができ、小規模プロジェクト(~100万円)のマネジメントも可能で、複数のアーキテクチャを理解し、技術選定もできる。

 時給単価5000~6000円はテックリードレベルで、技術だけではなくビジネスロジックを理解しつつ実装が可能で、軸となる特定の領域を持ちつつ、複数領域への知見や、10~20人規模の開発組織でのテックリード経験などもあることから、開発組織の文化を作れる層となる。

 時給単価6000~7000円はシニアクラス、マネージャーレベルで、技術力は成熟しており中規模以上(1000万円~)のプロダクト開発経験、大規模トラフィックサービスの開発経験、メガベンチャーや有名企業での就業経験があるケースが多い。システム構築においては、専門領域はありつつも全レイヤの理解があり、数十人規模の開発組織のマネジメントも可能なレベルとなる。

 時給単価7000円超はスペシャリスト、数十人規模の開発組織のCTO経験者などが当てはまり、AIや特定領域での専門性の高さが評価される場合と、マネジメントなど経験豊富なジェネラリスト層で分かれている。

 同社は、経験年数を積み重ねるだけでは、それ以降は基本的なアプリケーションの実装では差がつきにくくなることから、単価は5000円ほどで頭打ちになると指摘し、5000円超の単価を目指すなら有名企業での就業経験、テックリード経験、専門領域のスペシャリスト、CTO経験を得ることを推奨する。このような経歴があれば、単純なアプリケーションを作る人からチームを牽引できる、個人の枠におさまらない人材であることをアピールすることが可能であり、他にも需要のある専門領域によって単価交渉がスムーズになるという。

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