エージェントグローは、ITエンジニア151名を対象に実施した「キャリア形成とセミナーに関する認知度調査」の結果を6月26日に発表した。
本調査は、6月6日〜6月7日の期間にインターネット上で行われ、ITエンジニア151名から有効回答を得ている。
ITエンジニア151名に、今後どのようなキャリアを形成したいか尋ねたところ、83.4%のエンジニアが今後のキャリア形成について考えており、中でも「技術力をさらに高めていきたい(45%)」と回答した人が最も多い結果となった。
また、「他の業種や業界、ポジションに転向したい(7.9%)」と回答した人が最も少なかったことから、現在の職種やポジションの中で、技術力の向上や知見を広げていきたいと考えるエンジニアが多いことがわかった。一方で、キャリア形成については「特に考えていない(16.6%)」も一定数いることがわかった。
前問から、84.3%のエンジニアがキャリア形成について考えているものの、「特に何も取り組んでいない(35.8%)」と回答した人が4割弱いることがわかった。
また、キャリア形成のため取り組んでいることとして「業務を通じてスキルアップ/スキルチェンジをしている(35.8%)」と回答した人が最も多く、「書籍やサイトで自己学習している(32.5%)」「資格取得に挑戦している(27.2%)」が続いた。
キャリア形成のための取り組みを行う時間として「業務後(55.7%)」と回答した人が最も多く、一般的に休日にあたる「土日祝祭日(44.3%)」と回答した人も多いことから、就業時間外の時間を使ってスキルアップを目指す人が多いことがわかった。
また、キャリア形成のための取り組みに使う1週間あたりの時間を尋ねたところ、「1時間以上2時間未満(26.8%)」「30分未満(19.6%)」「2時間以上3時間未満(16.5%)」と回答した人が多く、「20時間以上(2.1%)」と回答した人もいることがわかった。
キャリア形成のための取り組みを行なっていないと回答した人に対して、その理由を尋ねたところ「何をやったらいいか分からないから(33.3%)」と回答した人が最も多い結果となった。また、「取り組みを行うための時間を確保できないから(27.8%)」「必要性を感じないから(27.8%)」も上位の回答となった。
これまでにエンジニアとしての技術や職種に関するセミナーや勉強会に参加したことがある人、ない人が約半数に分かれる結果となった。
参加したことがない人に対して、その理由を尋ねたところ「セミナーや勉強会に参加して得られるものがない/少ないから(36.5%)」が最も多い結果となった。そのほか、「料金が高額だから(24.3%)」「ニーズにマッチしたセミナーや勉強会が見つからないから(16.2%)」も上位となり、セミナーの設計に関する理由も多いことがわかった。
今後受けてみたいセミナーや勉強会に関して、「技術に関するもの(57.6%)」が最も多く、「資格取得に関するもの(31.1%)」「ソフトスキル習得や自己啓発に関するもの(28.5%)」も上位となった。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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