ソラコムは、IoTデバイスから収集したデータに対してChatGPTを活用し、異常値やトレンド、特徴的な要素などを解析し、自然言語で解説を表示したり、その内容について対話的に分析ができる「SORACOM Harvest Data Intelligence」を7月6日に提供開始する。
IoTプラットフォーム「SORACOM」は、コネクティビティを軸にIoTシステム開発をサポートする。すでに提供中の「SORACOM Harvest Data」は、IoTデバイスからのデータ収集・蓄積を支援するサービスです。サーバーやストレージを準備することなく、SORACOMのデータ通信サービスやデバイス管理サービス、LPWAN(Low Power Wide Area Network)や衛星通信サービスを使って送信されるデバイスのデータをSORACOM内に蓄積し、可視化まで実現する。
今回発表した「SORACOM Harvest Data Intelligence」は、上記サービスに蓄積された時系列データをワンクリックでAIを用いて分析し、結果を自然言語で受け取ることができる新機能。
ユーザーは、蓄積されたデータを表示してボタンをクリックするだけで、自然言語による分析結果を受け取ることができる。専門家でなくても、異常値、トレンド、欠損データなど、一目では気づかないデータの持つ深い意味を把握できる。また、分析結果に対して対話形式で追加の質問を行い、理解を深めることも可能。
なお、同機能はPublicBetaとして無料で利用できる。これまでデータを保存・表示しても、その先のアクションにつながらなかったり、データ解析の専門家がいなくてデータ活用の糸口を見つけられなかったりしたユーザーも、同機能をきっかけに新世代のIoTデータ解析を体験できる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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