moovyがITエンジニアの転職意識に関するアンケート調査を実施、約半数以上が「転職を考えている」と回答

　採用動画プラットフォームを運営するmoovyは、20代から50代のITエンジニア300名（20代100名、30代100名、40-50代100名）を対象に実施した「転職意識に関するアンケート調査」の結果を10月31日に発表した。

　本調査は、9月1日〜9月30日の期間にインターネット上で行われ、20代100名、300代100名、40〜50代100名のITエンジニア合計3000名から有効回答を得ている。

　「Q1.エンジニアとしての業務内容は何ですか？」（n＝300）と質問したところ、20代・30代のエンジニアでは、「Webエンジニア／モバイルエンジニア」と「業務系アプリ／システムエンジニア」の割合がほぼ同等だったが、40〜50代では「業務系アプリ/システムエンジニア」が58％となった。

　「Q2.エンジニアとしてのやりがいは何ですか？（複数回答可能）」（n=300）と質問したところ、「システムが完成したこと」や「お客様やユーザーから感謝されたこと」が上位になった。これまで自分が身につけてきたスキルや知識を駆使して開発したプログラムが、実際にシステムして完成し、顧客やユーザーの要望を満たすことで大きなやりがいを感じるといえる。

　「Q3.エンジニアとして不満に感じることは何ですか？」（n=300）質問したところ、どの年代も「労働時間が長い」と回答した人が多い結果となり、その次に「仕事内容が面白くない」と回答した人が多い結果となった。残業が多い会社ではエンジニアが心身共にストレスを感じてしまい、離職につながる懸念もあるため、労働時間や残業状況などの勤怠管理を適切に行うことが重要といえる。

　「Q4.現在の出社頻度について何日ですか？」（n=300）質問したところ、どの年代も「週5日」と回答した人が多い結果となり、その次に「フルリモート」となった。コロナ禍後、リモートワークから出社に切り替わった人も多いと考えられる。特に、年代が高くなればなるほど出社比率が高くなっていることがわかった。

　「Q5.理想の出社頻度は何日ですか？」（n=300）と質問したところ、どの年代も「フルリモート」が一番回答が多かった一方で、40・50代に関しては「週5日」で出社希望をする回答が次いで多い結果となった。

　「Q6.今転職を考えていますか？」（n=300）と質問したところ、20代、30代が「積極的に転職したい」と「いい会社があれば転職をしたい」と回答した合計が半数以上という結果となった。

　Q6.で「積極的に転職したい」と「いい会社があれば転職をしたい」と回答した人に「Q7.次の転職先を選ぶ上で重視することは何ですか？（複数回答可）」（n=179）と質問したところ、年代ごとに重視するポイントが違う結果になった。特に、20代エンジニアは、他の年代と比べると「働き方（残業／リモート／副業可など）」を重視していることがわかった。

　「Q8.希望する面接官はいますか？」（n=300）と質問したところ、どの年代も「現場スタッフ（開発メンバー）」と回答した人が最多となり、次に「現場責任者」という回答になった。この結果から、面接において自分と近い立場のエンジニアから直接リアルな実態を確認したいという思いが感じ取れる。

　「Q9次に転職するときはどの方法を選びますか？」（n=300）と質問したところ、どの年代も「転職サイト」を利用する人が多く、20代、30代では約半数以上が回答した。

　「Q10どこから技術的な情報収集を行なっていますか？（複数回答）」（n=300）と質問したところ、どの年代も「ITニュースサイト」が1番多いという回答となった。