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FileMaker Pro 実践チュートリアル

FileMaker Pro によるシステム開発の基礎

第3回 FileMakerでのシステム開発を体験してみる


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データの入力

 画面には作成したフィールドの名前と、その入力欄が縦に並び、社員の名前の入力欄にカーソルが点滅しています(図05)。そうなんです、もうレコードを入力できるんです。早速、社員の名前に適当な内容を入力してみます。

図05
図05

 次は日付の入力ですが、最近では日付はカレンダーから入力するのが一般的です。その入力を実現するために、ここでいったん表示モードを変更します。[表示]メニューをクリックすると[ブラウズモード][検索モード][レイアウトモード][プレビューモード]の4つのモードが並んでいます(図06)。現在はブラウズモードになっていますが、これをレイアウトモードに切り替えます。

図06
図06
各表示モードの簡単な説明
 ファイルメーカーProは4つの表示モードを適時切り替えることで、システムの運用開発をすべて行います。
  • [ブラウズモード]
  • 情報をレコード単位で実際に入力・閲覧するモードです。
  • [検索モード]
  • 入力されたレコードを検索をするモードです。ブラウズモードで見えている内容が、そのまま検索項目になります。
  • [レイアウトモード]
  • ブラウズモードのインターフェイスを作成・編集するモードです。
  • [プレビューモード]
  • ブラウズモードで見えている内容が、どのように印刷されるかを確認するモードです。

 レイアウトモードにすると、ブラウズモードで見えていたフィールドの名前や入力欄自体を編集することができます。今は日付フィールドを編集したいので、日付フィールドの上でダブルクリックします。すると、[フィールド/コントロールの設定]ダイアログボックスが表示されます(図07)。

図07
図07

 ここで、現在は[編集ボックス]となっている表示形式を[ドロップダウンカレンダー]に変更し、[OK]ボタンをクリックします(図08)。

図08
図08

 そして、表示モードを再びブラウズモードに戻したら、日付フィールドをクリックしてみてください。日付フィールドの下に入力用のカレンダーが表示されます(図09)。後は希望の日付を選ぶだけで、日付が入力されます。

図09
図09

 残りの項目も適当に入力したら、新規にレコードを作成して交通費清算の情報を追加していきます。新規レコードを作成するには、[レコード]-[新規レコード]を選ぶだけです(図10)。すると、新たに作成されたレコードが表示され、また社員の名前の入力欄でカーソルが点滅します。後は、同様の手順を繰り返すことで情報をどんどん入力していけます。

図10
図10

入力したデータの閲覧

 さて、入力した情報を一覧で見たい場合はどうすれば良いでしょうか。

 ファイルメーカーのブラウズモードには入力した情報をエクセルの表のように表示してくれる便利な機能があります。[表示]-[表形式]を選んでみてください。画面ががらりと変化し、表形式で今まで入力したデータが並びます(図11)。実際の開発では、入力インターフェイスを凝らなければこの表形式で十分なケースもよくあります。

図11
図11

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まとめ

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この記事の著者

伊藤 芳信(イトウ ヨシノブ)

大学時代のアルバイトでFileMaker Proに出会う。卒業後某大手SI企業に就職するも、個人で続けていたFileMaker Proでのシステム開発の魅力に取り付かれ、早期退社。その後数社を経て、現在は株式会社ジーネクストにて数々の大手企業の社内システムの導入・構築・運用に奮闘中。FileMake...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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