データの入力
画面には作成したフィールドの名前と、その入力欄が縦に並び、社員の名前の入力欄にカーソルが点滅しています(図05)。そうなんです、もうレコードを入力できるんです。早速、社員の名前に適当な内容を入力してみます。
次は日付の入力ですが、最近では日付はカレンダーから入力するのが一般的です。その入力を実現するために、ここでいったん表示モードを変更します。[表示]メニューをクリックすると[ブラウズモード][検索モード][レイアウトモード][プレビューモード]の4つのモードが並んでいます(図06)。現在はブラウズモードになっていますが、これをレイアウトモードに切り替えます。
- [ブラウズモード]
- [検索モード]
- [レイアウトモード]
- [プレビューモード]
レイアウトモードにすると、ブラウズモードで見えていたフィールドの名前や入力欄自体を編集することができます。今は日付フィールドを編集したいので、日付フィールドの上でダブルクリックします。すると、[フィールド/コントロールの設定]ダイアログボックスが表示されます(図07)。
ここで、現在は[編集ボックス]となっている表示形式を[ドロップダウンカレンダー]に変更し、[OK]ボタンをクリックします(図08)。
そして、表示モードを再びブラウズモードに戻したら、日付フィールドをクリックしてみてください。日付フィールドの下に入力用のカレンダーが表示されます(図09)。後は希望の日付を選ぶだけで、日付が入力されます。
残りの項目も適当に入力したら、新規にレコードを作成して交通費清算の情報を追加していきます。新規レコードを作成するには、[レコード]-[新規レコード]を選ぶだけです(図10)。すると、新たに作成されたレコードが表示され、また社員の名前の入力欄でカーソルが点滅します。後は、同様の手順を繰り返すことで情報をどんどん入力していけます。
入力したデータの閲覧
さて、入力した情報を一覧で見たい場合はどうすれば良いでしょうか。
ファイルメーカーのブラウズモードには入力した情報をエクセルの表のように表示してくれる便利な機能があります。[表示]-[表形式]を選んでみてください。画面ががらりと変化し、表形式で今まで入力したデータが並びます(図11)。実際の開発では、入力インターフェイスを凝らなければこの表形式で十分なケースもよくあります。