AIに行動力を与えると何ができるようになるのか
AIに行動力を付与すると、プログラムで実現可能なことはほぼすべて実行できるようになります。ここでは、この広範囲に渡る可能性を3つの主要なカテゴリーに分けて考えてみましょう。
インプット:必要な情報を能動的に取得しにいく
Web検索や、外部APIへのアクセス、または内部データベースの参照などを通して、会話中に必要な情報を能動的に収集します。
前回の記事でご紹介した方法では、ユーザーの質問に関連する情報を毎回プロンプトに組み込んでおく必要がありましたが、今回ご紹介する方法を使うと、AI自身が必要と判断したタイミングで情報を収集し、そのための検索キーワードやSQLクエリも自ら生成するようになります。
アウトプット:文章以外のあらゆるフォーマットで回答する
通常、言語モデルの応答はテキストベースのものに限られますが、グラフ描画、画像生成、ドキュメントの作成などを行えるように実装すれば、AIはテキスト以外のあらゆる形式の情報を提供することができるようになります。また、ただ単純にデータを表示するだけではなく、集計、分析、適切な形式への整形などの加工も可能になります。
アクション: 会話の枠を超えて、現実に行動を起こす
外部APIへのアクセスや内部プログラムを通じて、AIはチャットという枠組みを超えて具体的な行動を起こせるようになります。買い物やメールの送信、ロボットやスマート家電の操作、外部アプリケーションへのアクセスまで、ありとあらゆることができるようになります。究極的にはAIにコードを生成させてそのまま実行、という事も可能です。
しかし、AIはユーザーが予期しない行動を起こす危険性を常に孕んでいるため、このような用途で使用する際は注意が必要です。何か具体的な行動を実行する際には、安全性が確実に担保できる範囲に機能を留めるか、もしくは実行前に人間が確認を行えるようにしておきましょう。
これらの用途は一例に過ぎず、上記のどれにも該当しない使い方も考えられます。ぜひ、ご自身の独自のアイデアやニーズに合わせた利用方法を考えてみてください。
それでは、具体的な実装方法をご紹介していきます。
