解説
「オプショナルチェーン」、オプショナルチェイニング、Null条件演算子は、オブジェクトのプロパティ(メンバー)を、確認の条件分岐なしで読める記法です。
「名前A?.名前B」と書くことで、名前Aがオブジェクトなら「名前A.名前B」の記法と同じように処理を継続して、名前Aがnullなら、そこで処理を打ち切り、nullを返します。
名前Aで処理を打ち切る条件や、打ち切った場合の値は、プログラミング言語によって異なります。たとえばJavaScriptなら、nullish(null または undefined)の場合にundefinedを返します。C#では、nullの場合にnullを返します。
オプショナルチェーンを利用することで、深く連なったオブジェクトの各プロパティ(メンバー)が、オブジェクトかnullかをif文などで確認する必要がなくなります。そのため短いコードで、プログラムを書くことが可能になります。
サンプル
「オプショナルチェーン」のサンプルです。
<!DOCTYPE html> <html lang="ja"> <head> <meta charset="UTF-8"> <title>「オプショナルチェーン」のサンプル</title> <style> #output { font-size: 32px; line-height: 1.5; } </style> </head> <body> <pre id="output"></pre> <script> window.addEventListener('DOMContentLoaded', e => { // 出力用の関数 const print = function() { const el = document.querySelector('#output'); el.textContent += [...arguments].map(x => `${x}`).join(', ') + '\n'; }; let animal = null; print(animal?.cat?.name); animal = {cat: {name: 'Tama'}}; print(animal?.cat?.name); }); </script> </body> </html>
undefined Tama
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