三流エンジニアの逆転劇! 周りの一流から学び、大きな成果を出す秘訣とは?
現在、Microsoft Azureのサーバレスプラットフォーム「Azure Functions」の開発チームに所属し、現役プログラマーとして活躍する牛尾氏。そんな牛尾氏は、自身の原点を「プログラマーに憧れたコンピュータ好き少年」と説明し、その後社会人として得た経験から、自分はコンサルティングのような「他の人にやってもらう仕事」には才能を感じるものの、プログラミングなど「自分でやる仕事」に関しては三流と自己分析する。
「一流のプログラマーには憧れますが、正直言って僕は三流。では、その三流がどうやって外資系に就職できたのか、今でもまだクビにならずにいられるか。それは自分の能力とそれ以外の部分で、工夫をしたところがあるからです」(牛尾氏)
牛尾氏の工夫とは、一言で言うと「観察」だ。自分の周りにいる一流のプログラマーが、どのように業務をこなしているか、注意深く観察し、その手法を盗んで、自分でできそうなことを真似したという。特に、牛尾氏と同じ開発グループに所属する一流エンジニアのクリス・ギリアム氏からは多様な学びを得たようで、「クリス氏はキャリア構築のための観察対象としては最高」と述べる。なぜならクリス氏からは、プログラミングの面で特別な才能は感じないが、成果を誰よりも出しているからだという。