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Developers CAREER Boost 2023 セッションレポート

牛尾剛氏が語る『世界一流エンジニアの思考法』への道──英語力や技術力を覆す、三流ならではの戦略とは?

【A-1】デブキャリでこっそりシェアする三流エンジニアが『世界一流エンジニアの思考法』が学べる環境を手に入れてかつ継続する方法

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 自らを「三流エンジニア」と称するマイクロソフトのSenior Software Engineer、牛尾剛氏。牛尾氏がなぜ自分を三流と呼ぶのか疑問に思うかもしれないが、彼のキャリアは国内のIT企業で営業職から始まり、その後ソフトウェアエンジニアに転向した。しかし、転身直後はあまり活躍できなかったようだ。同僚からは「コンサルタントやエバンジェリストとしては才能があるが、プログラマーとしては向いていない」との厳しい意見を受けたこともある。それでも牛尾氏は、外資系企業への転職を成功させ、そこで働き続けるためのノウハウを身につけた。牛尾氏は、2023年12月9日に開催した「Developers CAREER Boost 2023」で、これらの経験を語った。

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三流エンジニアの逆転劇! 周りの一流から学び、大きな成果を出す秘訣とは?

 現在、Microsoft Azureのサーバレスプラットフォーム「Azure Functions」の開発チームに所属し、現役プログラマーとして活躍する牛尾氏。そんな牛尾氏は、自身の原点を「プログラマーに憧れたコンピュータ好き少年」と説明し、その後社会人として得た経験から、自分はコンサルティングのような「他の人にやってもらう仕事」には才能を感じるものの、プログラミングなど「自分でやる仕事」に関しては三流と自己分析する。

 「一流のプログラマーには憧れますが、正直言って僕は三流。では、その三流がどうやって外資系に就職できたのか、今でもまだクビにならずにいられるか。それは自分の能力とそれ以外の部分で、工夫をしたところがあるからです」(牛尾氏)

 牛尾氏の工夫とは、一言で言うと「観察」だ。自分の周りにいる一流のプログラマーが、どのように業務をこなしているか、注意深く観察し、その手法を盗んで、自分でできそうなことを真似したという。特に、牛尾氏と同じ開発グループに所属する一流エンジニアのクリス・ギリアム氏からは多様な学びを得たようで、「クリス氏はキャリア構築のための観察対象としては最高」と述べる。なぜならクリス氏からは、プログラミングの面で特別な才能は感じないが、成果を誰よりも出しているからだという。

クリス・ギリアム氏(左)と牛尾氏(右)
クリス・ギリアム氏(左)と牛尾氏(右)

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採用者の立場を想像して、自分の夢をかなえる──外資系への転職とプログラマー転向を実現した思考法とは?

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この記事の著者

森 英信(モリ ヒデノブ)

就職情報誌やMac雑誌の編集業務、モバイルコンテンツ制作会社勤務を経て、2005年に編集プロダクション業務やWebシステム開発事業を展開する会社・アンジーを創業。編集プロダクション業務においては、IT・HR関連の事例取材に加え、英語での海外スタートアップ取材などを手がける。独自開発のAI文字起こし・...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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