Jiteraは、同社の開発・提供している開発AIエージェント「Jitera」において、高精度なAIチャット機能の提供を10月30日に発表した。
「Jitera」は、AIを活用してシステム開発のプロセス全体を効率化するエンジニア向けプラットフォーム。システム設計書の生成からソースコードの生成まで、開発の全工程をAIがサポートする。「既存プロジェクトのソースコードや仕様書を解析し、設計書を自動生成」できる点が最大の特徴となっている。
今回、提供が開始された高精度なAIチャット機能では、新規のコード生成からリバースエンジニアリング・テスト工程での支援といった幅広いタスクをサポートし、リバースエンジニアリングでは既存のファイルやレポジトリを把握すべく、すべての影響範囲を考慮した回答やコードを自動生成してくれる。
AIチャット機能の使用例は以下の通り。
- イメージのコード化
- 要件定義のレビュー
- 既存のソースコードへの影響反映の調査・設計・実装
- 要件とコードの整合性チェック
- テストケース作成
- テスト結果解析
- 問題コードの分析
Githubのプロジェクトを接続することによって、既存のソースコードに対する調査や、機能変更への影響範囲調査などが可能になる。既存システムの有識者がいない場合や、設計書の情報が不十分な場合には、AIチャット機能を通じてファイルの所在を聞ける。
既存のシステムへの機能追加を依頼すれば、更新内容を提案してもらえる。COBOLからJavaまで、基本的な言語はすべてサポートしている。
なお、今回提供が開始されたAIチャット機能は、Visual Studio Code用のプラグインも用意されているので、Visual Studio Codeからも利用できる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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