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Cognition、自律型AIソフトウェアエンジニア「Devin」のLinktreeにおける活用事例を公式ブログで紹介

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 米Cognitionは、同社の提供する自律型AIソフトウェアエンジニア「Devin」を使用した、豪Linktreeによるサービス「Linktree」における機能追加に関する事例について、公式ブログの2月13日(現地時間)付の投稿で紹介している。

 Linktreeは過去1か月間で、Devinによって約300件のPRを作成して、約100件をマージしており、これらのほとんどは、顧客から報告されたバグの修正、小さな機能の実装、大きな機能のプロトタイプ作成だった。

 同社は、新たなソーシャルメディアプラットフォームを追加すべきかについて継続的に評価を行っており、Devinの導入以前は新たなソーシャルメディアプラットフォームの追加を検討するための優先順位とトレードオフについて、時間をかけて議論する必要があったが、この検討をDevinに任せることによって、優先順位付けのための長いプロセスが省略できたという。

 ソーシャルメディアプラットフォームの追加にあたっては、データベースの永続化、URLの解析と検証、コンポーネントライブラリの更新、ソーシャルアイコンを表示するUIリポジトリといった、複数のリポジトリにまたがるいくつかのPRが必要になる。これらの作業を、LinktreeではリポジトリとPRごとに1つずつ、計5つのDevinによって実施している。

 Linktreeは今後、このような統合をさらに多く実装予定であることから、複雑な変更に対して複数のDevinを手動で管理するのではなく、Devinが独自に一連のPR作成を可能にしたいと考えていた。そこでCognitionは、Devin APIを利用して複数のDevinを自動的に生成し、機能全体を実装するPlaybookスクリプトをLinktreeに提供している。

 今回の、Devinを利用した機能追加を通じて得た教訓に基づいて、LinktreeはDevinとの協力について以下のようなアドバイスを示した。

  • Devinは簡潔で具体的な指示を与えられた際に最高のパフォーマンスを発揮するため、雑談は避けるべし
  • コンテキストが長くなりすぎた場合、サブタスクでの新たなセッションの開始も検討すべし
  • うまく機能する一般的なタスクを見つけたら、それを運用化すべし
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