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企業の約7割、AIによってエンジニアの採用要件が変化すると予想。ファインディが調査

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 ファインディは、同社の提供するIT/Webエンジニアの転職サービス「Findy」を、採用目的で利用中の企業を対象に実施した、AI活用の状況や今後のエンジニア採用に与える影響に関する調査の結果を、3月26日に発表した。同調査は、2月18日〜3月10日の期間に行われ、188社から回答を得ている。

 調査対象企業の98.4%が自社でのAIモデルの開発やツールの導入・活用を実施しており、AIの活用や投資、ツール導入の検討などをすでに行っている領域を訪ねたところ、「エンジニアの業務効率化・生産性向上」は87.8%に達した。

 開発組織において、公式に導入・採用されているAIツール・機能・技術を尋ねた質問(複数回答)では、「ChatGPT」と「GitHub Copilot」が他のツールを大きく引き離して上位を占めている。また、「Cursor」や「Devin」といった開発の効率化・自動化を目的としたエディタやAIアシスタントを導入する企業も2〜3割ほどみられる。

 自社以外の日本企業で、とりわけAI技術の導入・活用に積極的だと感じる企業を尋ねたところ(複数回答)、AIの活用を自社サービスの中核に位置付けて積極的に発信をしている企業、経営者が率先してAI活用を自社の経営方針として対外的に発信している企業のどちらかを挙げる回答が多かった。

 AI活用人材に関する自社の状況を尋ねた質問では、AI活用推進のために人材採用に積極的な企業は約半数に留まり、AI導入・推進を努める人材は充足しているという企業は約2割で、人材は不足しているが採用予定はないという企業が3割程度となっている。

 AI活用が盛り上がる中で、今後自社のエンジニア採用基準や求める要件が、従来から変わる可能性があるかを尋ねたところ、「すでに変更している」が11.7%で、「今後変化すると思う」が7割超を占めた。

 現時点でのエンジニア採用プロセスにおいて、AI技術やツールの活用経験の有無が、候補者の評価に影響するかを尋ねた質問では、候補者の合否決定にAIの活用状況を含めている企業が、すでに2割程度存在している。

 今後、採用するエンジニアに対して期待したい能力やスキル、経験を自由に答えてもらったところ、「AIが出力する結果を正しく判断できること」「よりアーキテクチャの設計に関わる能力が求められること」「AIによってビジネス速度が加速する中で、ビジネス側と連携しそのキャッチアップを適切に行えること」といった意見が寄せられた。

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