メディアリーチは、全国の18〜65歳1200名を対象に実施した、「検索エンジン・生成AI・SNSを利用した検索行動に関するアンケート調査」の結果を4月11日に発表した。同調査は4月9日に行われている。
調査対象者に、日常的に使っている情報収集・検索ツールを尋ねたところ(複数回答)、「Google検索」(62.1%)と「YouTube」(53.9%)が高い利用率を誇る一方で、XやInstagram、ChatGPTなどもそれぞれ1〜4割に達した。とりわけ20代以下では、TikTokやInstagramを検索・情報収集に使う割合が高く、10代女性では「TikTok」(56%)が「Google」(66%)と並ぶ勢いになっている。

自身の利用する情報収集・検索ツールを選んだ理由について尋ねた質問(複数回答)では、「使い慣れているから」(61.9%)、「操作が簡単」(45.9%)、「すぐに見つかる」(45.7%)が上位を占めており、「信頼性の高さ」(18.7%)は比較的下位となった。

情報収集・検索ツールの目的別での利用率としては、ニュースや店舗探しなど日常的な情報は検索エンジンが主流である一方、専門的な知識・学習分野では生成AIの利用が比較的高く、趣味・エンタメ領域ではSNSやYouTubeが検索の代替手段となっている。とりわけ、「比較・検討」や「お店検索」では、SNSや動画も補完的に使われており、情報の種類と目的に応じて複数のチャネルを組み合わせていることがうかがえる。

情報収集・検索ツールの中で、もっとも信頼できると感じるものを尋ねたところ、「Google検索」(51.5%)を挙げる回答がもっとも多く、「Yahoo!検索」(24.3%)、「YouTube」(7.9%)がそれに続いた。一方で、ChatGPTやGeminiといった生成AIツールは、いずれも低水準に留まっている。

生成AIを利用する際に、情報の信頼性や正確性についてどのように感じているかを尋ねた質問では、「どちらともいえない」(41.1%)、「あまり信頼できない」(18.5%)、「まったく信頼できない」(6.1%)を合わせた割合が約66%に達した。年齢別でみると、50代・60代では「信頼できない」が20%超だったのに対して、30代男性では「やや信頼できる」が30%超と、世代ごとの温度差が明らかになっている。

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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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