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米Adobe開発者に聞いた「AIRがやれること、やりたいこと、作ってくれる人のこと」

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2008/03/07 14:12

目次

AIR開発者に聞く「一般開発者へのサポートに力を入れて欲しいんですが」

 開発者にとって気になるのは、AIR開発におけるリファレンスやサンプルソースなどといったサポートの充実である。Adobeはこれまでデザイナー向けのソフトウェアを提供してきた歴史があり、いわゆるプログラマーに向けたサポートについては新しく踏み出している領域だ。グレーバー氏に「今後、開発者向けの技術情報などのサポートには力を入れていくのでしょうか?」と尋ねると、「YES! そこは強くYESです!」腕を大きく広げながら強調した。

 「まず、私の部門はプラットフォーム・デベロッパー・ビジネスユニットという部門でして、プラットフォームを使うデベロッパーのために働く部門なんです。そして今回アドビのCTO(最高技術責任者)になったケヴィン・リンチにとっては、このAIRプロジェクトが初の子供なんですね。だから当然就任して以降、是が非でもこのプロジェクトを成功したいと、並々ならない思いを持ってます。私もこの技術を持って世界各国のデベロッパーが大きな成功を収めて欲しいと切に願ってますので、もう間違いなく全面的にサポートしていくとお約束します」(グレーバー氏)。

Adobe Developer Connection

 具体的には「Adobe Developer Connection」のコンテンツ充実を図っていく。製品情報や、開発事例、Tipsなど、主にハウツー的な情報を集約していくという。

Adobe Developer Connection
Adobe Developer Connection

 また、米国版のAdobe Developer Connectionではさらに情報を充実させ、開発者自身が製品の特徴や使い方についてビデオで解説するコンテンツを揃えるという。「開発者の意図を理解することで、技術の使用方法やよりよい使い勝手がわかるんじゃないかと思って作業を進めています」とグレーバー氏。

 その他、オンラインドキュメントも充実させる。すでにAIR(Flex 3)やActionScript 3の日本語リファレンスガイドもWeb上で公開されており、今後アメリカのコンテンツも順次日本語化していく計画だという。

上から目線の企業にはなりたくない

 開発者に情報発信していく際に、「絶対に上から目線の企業にはなりたくない」グレーバー氏は話す。Adobeが開発者の上に立って「ああしろ、こうしろ」というのではなく、開発コミュニティを支援し、アイデアや技術を共有しながら製品を作っていきたいという。

 「ですから、ぜひともコミュニティに参画して欲しいのです。幸い日本にはFlex User Groupという非常に活発なコミュニティがあります。こういったコミュニティをベースにFlexやAIRを押し広げていきたい。そしてAdobeは意見のとりまとめ役として、皆さんのお手伝いができればと考えています」(グレーバー氏)。

AIR開発者に聞く「今後、どのようなバージョンアップが予定されてますか?」

 最後にAIRのバージョンアップについて尋ねると、「まずは日本語化。これが真っ先の課題です。その後に多言語展開ということで、多くの国の言語に対応するという項目が控えています」と述べた。

 実は、AIR 1.0には機能実装が計画されていながらも、どうしても間に合わず見送った機能があるという。大きなところでは1080p動画への対応や、USB機器との連携、Linux対応などがある。これらの機能はほぼ実装が済んでいる状態であり、「なるべく速いペースで新バージョンをリリースしていきたい」と語っていた。

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