Flash Player 10はどう変わった?
編集部
先ほどから話に出ているFlashを再生するブラウザプラグイン「Flash Player」の最新バージョン10も10月にリリースしましたね?
西山
Flash Player 10以前は「今回はディベロッパー向け機能を強化するぞ!」「前回ディベロッパー向けだったから、今度はデザイナー向けに強化するぞ!」というアップデートを繰り返し行っていたのですが、今回はドドン!と両方をアップしたかなり珍しいバージョンです。表現と技術がキレイに結びついたリリースだと思っています。
ここから轟さんも遅れて参加。早速開発者向けの機能について伺ってみる。
轟
開発者向けの強化としては、今までZソートなどZ軸の概念がなかったのですが、Flash Player 10からZ軸が使えるようになりました。今までは3Dを表現しようとすると、2Dの技術を使って無理やり3Dっぽく見せていました。例えば、スターウォーズのオープニングに流れる字幕みたい表現も、今までは簡単なように見えて、実はめんどくさかったんです。
しかし、Flash Player 10からは標準でZ軸のプロパティを持ったので、簡単にそれができるようになったと。そういう意味では、技術者の恩恵はあると思います。
また、表現自体のパフォーマンスも上がりましたね。8から9も相当なパフォーマンスアップはあったのですが、9から10へはさらに早くなっています。
西山
このアプリケーションなんかが良い例ですね。右上のクリップを動かすと、本物の布のように波打ちながら動きます。
クリップを動かすことで本物の布のように、ゆらゆらと動く
西山
これはどうしているかというと、三角系のオブジェクトを並べ、オブジェクト同士の関連性を表現して、「こう動くんだよ」と命令させているんですが、こういったアプリケーションも非常にスムーズに動くようになりました。
今後のAdobeの方針は?
後日公開予定の後編では、今後Adobeがどのような方針で進化していくのかを伺いました。壮大な計画「Open Screen Project」や「Flashプラットフォーム」とは? そして、いよいよ開催が来週に迫った「Adobe MAX Japan 2009」の見どころについてもお二人が語ってくれました。乞うご期待。
Adobe MAX Japan 2009