昨今、開発者にも身近な存在となってきたAdobeの各種技術。とくに2008年はAIR正式版やFlex 3リリースなど大きな発表もあった。しかし、普段使わないとなかなかどういう技術で、どういった使い方ができるのかわからないのも事実。
Adobeの西山さん、轟さんと一緒に、2008年のAdobeの出来事を振り返りながら、押さえておきたい各種技術の基本をおさらいする。
グループリーダー西山正一さん(左) ディベロッパーマーケティングスペシャリスト轟啓介さん(右)
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2008年最初のビックニュースは、AIR正式版公開!
とはいえ、やはりアプリケーションを開発されている方々にとっては、ベータ版の基盤は心もとない感じがするので、きちんと正式版としてリリースできたのは、重要なマイルストーンだと思います。事実、昨年夏にAIR 1.1で日本語対応(マルチランゲージ対応)するまでの間に、相当な数の商用アプリケーションが国内で出揃っていました。
注目度しかりなのですが、開発のしやすさ、すなわち、全く新しいプラットフォームとはいえFlashベースの技術なので勝手知ったる技術を使って開発できる、という点が顕著にでたのかなと思います。そういう意味では、期待以上の受け止められ方をされたのではないかと考えています。