Microsoft Internet ExplorerでFirebugのようにJavaScriptをデバッグできるプラグイン「DebugBar」が23日、新しいバージョンアップ5.2が公開された。DOM解析や、JavaScriptのデバックといった従来の機能のほか、IETesterでURLを表示させることもできるようになった。
JavaScriptはブラウザさえあればどこでも実行できる手軽なプログラミング言語だが、いざ本格的なアプリケーションを開発しようとするときに、デバッガやIDEといったプログラミング環境が十分ではないようだ。けっきょくブラウザで実行することから、Firefoxのアドオン「Firebug」がよく使われている。また最近では、Google ChromeやSafari 4のように、オフィシャルで開発環境が用意されているブラウザも登場している。
そんな中で最大の難関となるのが、普及率が高く互換性にやや難のあることでは定評のMicrosoft Internet Explorerで、JavaScriptの挙動を確認するときだろう。そんな用途に最適なのが、IE用プラグイン「DebugBar」だ。DebugBarは、IEのツールバーおよびエクスプローラーバーとして動作し、DOMの解析、JavaScriptのデバック、HTTPヘッダやクッキーの表示、HTMLの検証といった機能を備えている。開発元の仏Core Services社では、2月23日に半年ぶりとなるバージョンアップを行い、DebugBar 5.2をリリースした。
DebugBar 5.2では細かいバグ修正のほか、ツールバーのレイアウトを自由にカスタマイズできるようになった。また、最新版が公開されたばかりの「IETester」でページの動作を確認させるボタンも装備された。Firebugに比べると機能面で若干劣るようだが、IEでのJavaScriptの挙動に悩んでいる方には朗報となるかもしれない。なお、DebugBarの利用はパーソナルユースならばフリーだが、業務に使用する場合はライセンスを購入する必要があるので注意しよう。
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です