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流行りのクラウドサービスを操ってみよう!Amazon EC2/S3環境構築のすべて

Amazon CloudFrontを活用して高速なコンテンツ配信を実現しよう ~Amazon EC2/S3環境構築のすべて~

第7回

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Amazon CloudFrontにサインアップ

 まず、Amazon Web Servicesの公式サイトにある「Amazon CloudFront」のページへアクセスします。

 画面右上の[Sign Up For Amazon CloudFront]ボタンをクリックします。Amazon Web Servicesへログインしていない場合は、認証画面が表示されます。その場合は、お持ちのAmazon Web Servicesのアカウントでログインしてください。

図2:Amazon CloudFrontトップページにアクセスし、[Sign Up For Amazon CloudFront]ボタンをクリック
図2:Amazon CloudFrontトップページにアクセスし、[Sign Up For Amazon CloudFront]ボタンをクリックします。

 次に、サインアップの確認画面が出てきますので、料金体系などをよく確認の上、一番上にある[Complete Sign Up]をクリックします。

図3:画面右上の[Complete Sign Up]をクリック
図3:画面右上の[Complete Sign Up]をクリックします。

 次のような画面が表示されたら、サインアップは完了です。

図4:サインアップの完了が確認できる
図4:サインアップの完了が確認できます。

S3Foxのインストール

 今回は、Amazon CloudFrontを使う上で、最も操作が簡単だと思われる「S3Fox」を使用します。

 まだインストールや設定を行っていない場合は、本連載の第2回で詳しく紹介しているので、そちらを参照ください。既にインストール済みの場合は、S3Foxのバージョンが0.4.5以降であることを確認してください(※注1)。

※注1:S3Foxのバージョン確認方法

 Firefoxの[ツール]タブをクリックして[アドオン]を選択すると、S3Foxのバージョンが確認できます。

Amazon S3へデータを配置

 Amazon CloudFrontで配信されるデータの実体は、「Amazon S3」上に存在するデータです。そのため、コンテンツは「Amazon S3」に設置しておく必要があります。「Amazon S3」へのデータ配置については、本連載の第2回で詳しく紹介しています。

 以降の手順を実施する前に、事前にコンテンツを配置しておいてください。押さえておくべきポイントとしては、第2回の記事を参考にしながら、「Amazon CloudFront」で配信するためのコンテンツ置き場となる「バケット」を専用で1つ作成し、それらのアクセス設定を全員が参照できるよう設定しておくことです(※注2)。

※注2

 S3Foxを利用する場合、バケットのACLの[Everyone]の[Read]の列にチェックを入れてください。

Amazon CloudFrontを使ってコンテンツを配信できるように設定

 S3Fox起動後、「Amazon CloudFront」経由で配信したいバケットを右クリックし、[Manage Distributions]をクリックしましょう。

図5:対象のバケットを右クリックし、[Manage Distributions]を選択
図5:対象のバケットを右クリックし、[Manage Distributions]を選択します。

 すると、下記図6のような画面が表示されます。ここで、独自ドメインを使用してコンテンツ配信を行わない場合は、このまま[Create Distribution]をクリックします。

 もし独自ドメインを使用する場合は、[CNAME]の部分に、独自で取得しているドメイン名を入力します。例えば、「xxxxx.yourdomainname.com」などです。複数ある場合は、カンマ区切りで入力しましょう。入力後、[Create Distribution]をクリックします。

図6:独自ドメインを使用しない場合は、空欄のまま[Create Distribution]をクリック
図6:独自ドメインを使用しない場合は、空欄のまま[Create Distribution]をクリックします。

 [Create Distribution]をクリックすると、選択したAmazon S3バケットのURLの別名のような形で、Amazon CloudFront経由でアクセス可能となるURLが割り当てられます。図7で表示されている[Domain Name]の「xxxxx.cloudfront.net」が該当します。

 以下の画面のウィンドウ内のStatusが「Deployed」に変わり次第、利用可能状態となります(※注3)。

※注3

 [Create Distribution]をクリックした直後は、Statusが「InProgress」となっているので、少し待つ必要があります。

図7:画面中央右のStatusがDeployedに変われば、利用可能となる
図7:画面中央右のStatusがDeployedに変わったら、利用可能になります。

 なお、独自ドメインを使用して配信する場合、自身のDNSに対して、この割り当てられたURLをCNAMEで設定することで、「Amazon CloudFront」から独自ドメインを使用したコンテンツ配信が可能となります。

次のページ
Amazon CloudFront経由でコンテンツをダウンロード

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この記事の著者

並河 祐貴(ナミカワ ユウキ)

TIS株式会社 / 社内ベンチャーカンパニー「SonicGarden」所属。オブジェクト指向開発、開発環境・ツール整備に従事した後、近年はRuby on Railsを中心としたオープンソース系ミドルウエアの検証 / 導入や、X...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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