米Microsoftは、米Appleが提供する統合開発環境Xcode上でのGitHub Copilotの利用を可能にする「GitHub Copilot for Xcode」にて、新機能となる「GitHub Copilot for Xcode Chat」のパブリックプレビューを2月14日(現地時間)に開始した。
Microsoft、XcodeのチャットビューでのGitHub Copilotとのやり取りを可能にする「GitHub Copilot for Xcode Chat」をプレビュー
GitHub Copilot for Xcode Chatを利用することで、XcodeのチャットビューにてGitHub Copilotと直接やり取りできるようになり、コーディングタスクに関する助けを求めたり、説明を要求したり、AIによるコード提案をリアルタイムで入手したり、といった利用が可能になる。チャットインターフェースは、GitHub Copilotとの直感的な通信を実現し、クエリに基づいて適切な応答が受けられる。
スラッシュコマンドを使用した、開発プロセスのスピードアップにも対応しており、開発者はコーディングフローを中断することなく、効率的に洞察を収集できる。
あわせて、GitHub Copilotによるもっとも関連性の高い回答の提供を可能にすべく、添付アイコンをクリックしてファイルを選択するだけで、チャットプロンプトにファイルを添付できるようになっている。
さらに、同時に実行されているさまざまなXcode IDEにて作業しつつ、複数の会話スレッドを維持することが可能なので、デバッグ、新機能の構築、パフォーマンスの最適化といったあらゆる作業において、GitHub Copilotとの会話を整理して、コンテキストを失わないよう管理できる。
そのほか、過去のチャット履歴を管理する機能も備えており、以前の会話の確認や過去の提案の参照、AI支援によるディスカッション記録の保持によって、コラボレーションの効率化を可能にする。
なお、GitHub Copilot for Xcodeの利用にあたっては、GitHub Copilotのライセンスが必要となる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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