グレープシティは17日、同社が提供する帳票コンポーコンポーネントの最新版「ActiveReports for .NET 6.0J」を8月下旬に販売開始すると発表した。
ActiveReports for .NETは、Visual Studioと統合されたレポートデザイナや高機能なレポートビューアなどを備える帳票作成コンポーネント。多彩な出力形態に対応し、Windows/Web両方の帳票アプリケーション開発をサポートする。
今回発表された最新版6.0Jでは、レポート表現やレポートデザイナに関する大幅な機能強化が行われている。
レポート表現の強化
6.0Jでは、次世代標準のバーコード規格「GS1データバー」をサポートしたほか、独自のActive Xコントローラーをインストールする必要があったレポートビューワーの仕様がFlashに刷新され、汎用性が高まっている。また、これまで何行にも渡るコーディングが必要だった空行の出力が、プロパティの選択だけで可能になっており、開発者の工数を大幅に削減できる。
レポートデザイナの強化
レポートデザイナでは、コントロール配置時に位地やサイズをナビゲートする「スナップライン」機能が搭載されたほか、ダブルクリックするだけでテキストの直接編集も可能になった。その他にも、均等割り付けや、罫線から文字列までのパディング設定機能、コントロール内への複数行入力、複数セクションをまたぐ罫線表示のコントロール追加など、国内ユーザーの声を反映し、大幅にユーザービリティが改善されている。
その他にもProfessional版では、レポートをPDFに出力時の電子署名・タイムスタンプ付与が可能になるなど、e-文書法や日本の複雑な帳票仕様に対応できるさまざまな機能が追加されている。
なお今回のバージョンから、64ビット版のWindows XP/Vista、Windows Server 2003/2008にも正式対応した。1開発ライセンスの価格はProfessional版が294,000円、Standard版が126,000円。Webアプリケーションを開発して配布する際には、別途サーバーライセンスが必要となっている。
【関連リンク】
・ActiveReports for .NET 6.0J Professional
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