エクセルソフトは3日、マルチコア・プロセッサーおよびクラスターシステム向けにアプリケーションの開発/最適化を支援する「インテルコンパイラー11.1」パッケージ版の販売を開始した。
インテルコンパイラーは、最適化および並列化の機能により、マルチコア環境で高パフォーマンスを発揮するアプリケーション開発を支援する。バージョン11.1では、インテルCore i7プロセッサーやインテルAtomプロセッサーに向けて最適化と並列化の機能を提供するほか、Visual C++環境で並列アプリケーション開発を容易にするデバッグ環境を追加。さらにラムダ関数など、並列化プログラミングのための言語拡張が行われている。
本製品には、数値演算ライブラリーの「インテルMKL(マス・カーネル・ライブラリー)」や、マルチメディア・ライブラリーの「インテルIPP(インテグレーテッド・パフォーマンス・プリミティブ)」、並列化用テンプレート・ライブラリーの「インテルTBB」が同梱されており、それぞれパフォーマンスの向上や機能追加が図られている。
製品ラインナップ(すべてプロフェッショナル・エディション)と価格(シングル・ユーザー・ライセンス)は、C++コンパイラー11.1 Windows版/Linux版/Mac OS版が85,470円、Visual Fortranコンパイラー11.1 Windows版(MKL同梱)は99,960円、Fortranコンパイラー11.1 Linux版は128,520円、Mac OS版は99,960円(すべて税込)。
【関連リンク】
・XLsoft エクセルソフト : インテル C++ / Fortran コンパイラー マルチコア向けに開発、並列化
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