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Microsoft Robotics Developer Studio 2008 入門

Robotics Developer Studioの
ビジュアルプログラミングとシミュレーション環境を使ってみる

Microsoft Robotics Developer Studio 2008 入門(2)

シミュレーション環境(VSE)で実行してみる

 RDS 2008 R2 Express EditionにはVSEというシミュレーション環境が付属されており、ロボットを実際に動作させる前の確認に使用したり、ロボットを持っていなくても実行結果を確認することができます。

LEGO NXT Tribotを動かしてみる

 LEGO NXT Tribotとはレゴ社とMIT(米国マサチューセッツ工科大学)が共同開発したプログラミング可能なロボットです。

1. 図13のSimple DialogブロックをSimulatedGenericDifferentialDriveブロックに置き換える

 SimulatedGenericDifferentialDriveブロックはシミュレーション環境で2つのモータをもつロボットを制御するためのサービスです。

 図13の5つのSimple Dialogブロックをすべて削除し、左下の「Services」欄からSimulatedGenericDifferentialDriveブロックを中央の「ダイアグラム領域」にドラック&ドロップで配置します。

図14 図13のSimple DialogブロックをSimulatedGenericDifferentialDriveブロックに置き換えたVPL図
図14  図13のSimple DialogブロックをSimulatedGenericDifferentialDriveブロックに置き換えたVPL図

2. [Connections]ダイアログを設定する

 Switchブロックの出力ピンとSimulatedGenericDifferentialDriveブロックの入力ピンを接続すると、図15のような[Connections]ダイアログが表示されるので、From側で「Matches」、To側で「SetDriveSpeed」を選択し、「OK」ボタンを押します。

図15 SwitchブロックとSimulatedGenericDifferentialDriveブロックを接続した時の[Connections]ダイアログ
図15  SwitchブロックとSimulatedGenericDifferentialDriveブロックを接続した時の[Connections]ダイアログ

3. [Data Connections]ダイアログを設定する

 2.で「OK」ボタンを押すと、[Data Connections]ダイアログが表示されるので、図16のように、「Edit values directly」にチェックし、「LeftWheelSpeed」と「RightWheelSpeed」の値をSwitchブロックの分岐条件ごとに表2に沿ってValue側に入力して、「OK」ボタンを押します。「Edit values directly」にチェックすることで、「LeftWheelSpeed」と「RightWheelSpeed」の値を任意に設定することができます。図16では例として「Switch」ブロックの分岐条件が「Left」の場合の入力値を示しています。

図16 [Data Connections]ダイアログ
図16  [Data Connections]ダイアログ
表2 「LeftWheelSpeed」と「RightWheelSpeed」に設定する値
Switchブロックの分岐条件 動作 LeftWheelSpeed RightWheelSpeed
Left 左旋回 -0.5 0.5
Right 右旋回 0.5 -0.5
Forwards 前進 0.5 0.5
Backwards 後退 -0.5 -0.5
Stop 停止 0 0

4. シミュレーション環境を指定する

 図17にここまでのVPL図を示します。

図17 図13のSimple DialogブロックをSimulatedGenericDifferentialDriveブロックに置き換えたVPL図
図17  図13のSimple DialogブロックをSimulatedGenericDifferentialDriveブロックに置き換えたVPL図

 図17において、SimulatedGenericDifferentialDriveブロックを選択し、右下の「Properties」欄の[Configuration]プロパティで図18のように「Use a manifest」を指定します。

図18 SimulatedGenericDifferentialDriveブロックの「Properties」欄
図18  SimulatedGenericDifferentialDriveブロックの「Properties」欄

 引き続き、[Manifest]プロパティでマニフェストファイルを指定します。マニフェストファイルとは、サービス実行時の各種情報を保持しているXMLファイルです。下方にある「Import」ボタンを押すと、図19のような[Import Manifest]ダイアログが表示されるので、LEGO NXT Tribotのシミュレーション環境が設定されている「LEGO.NXT.Tribot.Simulation.Manifest.xml」を指定し、「OK」ボタンを押します。

図19 [Import Manifest]ダイアログ
図19 [Import Manifest]ダイアログ

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この記事の著者

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるLaravel実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

WINGSプロジェクト asa(asa)

WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。 2026年時点での登録メンバは約50名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS X: @WingsPro_info(公式)、@WingsPro_info/wings(メンバーリスト) Facebook

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