新しいHTTPメソッド属性のサポート
MVC 1では、AcceptVerbsAttributeクラスを利用して各アクションメソッドに対して応答するかの指定をしていました。
[AcceptVerbs( HttpVerbs.Post )] public ActionResult Create() { }
MVC 2ではより簡略に記載できます。
[HttpPost] public ActionResult Create() { }
他にも各種HTTPメソッドの属性が用意されています。
- HttpGet
- HttpPut
- HttpDelete
HTTPメソッドに応じてアクションメソッドを動作させたい場合には、新しいHttpメソッド属性を使用しましょう。
まとめ
今回はMVC 1では手の届かなかったかゆい部分を解決する新機能を紹介しました。基礎的な部分だったため、物足りなさを感じるMVCヘビーユーザーの方もいるでしょう。また、今さらMVCへのアプローチなんて……、MVCは覚えることが多いから嫌! という開発者の方もいるかも知れません。
しかし、選択肢の追加を前向きに受け止め、できる範囲を把握することで、より良いソリューションができるかもしれません。今回紹介した「エリア」「コードナゲット」「強い型付けヘルパー」「新しいHTTPメソッド属性のサポート」は強力な新機能です。これらの機能を知りMVC 2アプリケーション開発に興味を持っていただければ幸いです。
中編ではMVC 2時代の検証について触れる予定です。お楽しみに。