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ASP.NET MVC 2入門

ASP.NET MVC 2によるエリアとテンプレート活用

ASP.NET MVC 2入門(前編)

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新しいHTTPメソッド属性のサポート

 MVC 1では、AcceptVerbsAttributeクラスを利用して各アクションメソッドに対して応答するかの指定をしていました。

MVC 1アプリでのPostリクエスト応答指定
[AcceptVerbs( HttpVerbs.Post )]
public ActionResult Create()
{
}

 MVC 2ではより簡略に記載できます。

MVC 2アプリでのPostリクエスト応答指定
[HttpPost]
public ActionResult Create()
{
}

 他にも各種HTTPメソッドの属性が用意されています。

  • HttpGet
  • HttpPut
  • HttpDelete

 HTTPメソッドに応じてアクションメソッドを動作させたい場合には、新しいHttpメソッド属性を使用しましょう。

まとめ

 今回はMVC 1では手の届かなかったかゆい部分を解決する新機能を紹介しました。基礎的な部分だったため、物足りなさを感じるMVCヘビーユーザーの方もいるでしょう。また、今さらMVCへのアプローチなんて……、MVCは覚えることが多いから嫌! という開発者の方もいるかも知れません。

 しかし、選択肢の追加を前向きに受け止め、できる範囲を把握することで、より良いソリューションができるかもしれません。今回紹介した「エリア」「コードナゲット」「強い型付けヘルパー」「新しいHTTPメソッド属性のサポート」は強力な新機能です。これらの機能を知りMVC 2アプリケーション開発に興味を持っていただければ幸いです。

 中編ではMVC 2時代の検証について触れる予定です。お楽しみに。

参考文献

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この記事の著者

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるReact実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

WINGSプロジェクト ナオキ(ナオキ)

WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS X: @WingsPro_info(公式)、@WingsPro_info/wings(メンバーリスト) Facebook

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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