包括的な帳票システムを提供する
「SVF for .NET Framework」
前述のような包括的な「帳票システム」を構築可能にするのが、ウイングアーク テクノロジーズ社の「SVF for .NET Framework」だ。帳票ソフトウェアでトップクラスの国内シェアを占める「SVF(Super Visual Formade)」の一製品で、同社は帳票開発・運用に特化した情報サイト「帳票ポータル」を運営するなど、帳票分野の老舗としても知られる。SVFの導入企業は現在16,000社、累計91,000以上のサーバーライセンスが出荷されている。
SVF for .NET Frameworkは、一言でいえば.NETアプリケーションからネイティブな環境で本格的な帳票運用を実現するための帳票システム。帳票デザインをプログラミングレスで行える「SVF設計部(SVF SDK for .NET Framework)」と、.NETアプリケーションからの窓口に当たる帳票出力モジュール「SVF for .NET Framework」の大きく2つで構成されている。
SVF設計部(SVF SDK for .NET Framework)
一番の特長と言えるのが、見栄えのする帳票をプログラミングレスで簡単にデザインできること。申請書の正・複写伝票の同時設計、フィールドへの計算式の埋め込み、グループサプレス(同じデータが続く場合に重複するデータと罫線を削除する機能)、多段階集計、バーコード出力と機能も豊富で、一般的に想定されるあらゆる帳票のデザインに十分な機能を備えている。また、既存の紙帳票をスキャンして自動抽出したり、Word・Excelファイルを自動読み込みしたりする機能もあり、既存資産の再利用にも強い。
文字列操作や文字変換、日付処理、統計処理、書式といった関数が豊富なため、上位のアプリケーションに手を加えることなく仕様変更に柔軟に対応できることも特筆すべき点だろう。
綺麗な紙面を直感的なUIで作成できるため、エンドユーザー自らが操作して営業資料を作成するのに使っているというケースも実際にあるそうだ。
SVF for .NET Framework
.NETアプリケーションとのデータ連係については、ADO.NET(DataSet対応)、.NET Framework用のAPI、SVFによるクエリの3つの方法に対応しており、習得コストをあまり掛けることなく、データベースとシームレスに連係させることができる。
出力については、多くの場合、印刷イメージをプリンタに送る汎用的な出力方式が取られているが、SVF for .NET Frameworkでは、プリンタごとに固有の記述言語を網羅することで実現可能にした「コマンド印刷」に対応している。データのスプール量や転送量を抑えることができ、既存のプリンタ資産を最大限に活用した高速・大量印刷を可能にする。
PDF出力にも対応しており、独自のPDF生成エンジンを利用することで、軽量・マルチスレッド処理・バーコード・外字・セキュリティに対応した、高性能なPDF生成を実現している。

Text Connect for .NET Framework
2010年6月には、上位システムとの連係機能に特化したファイル連携製品「Text Connect for .NET Framework」がリリースされた。ファイルベースの連係がサポートされたことで、既存の.NETアプリケーションにあまり手を加えずに帳票出力・運用の環境を利用しやすくなった。
今必要とされる帳票開発の勘所を学べる無料セミナー
このような.NET環境における帳票開発と運用のコツを詳しく紹介する無料セミナーが、9月上旬に東京・名古屋・大阪の三都市で開催される(事前登録制の先着順)。「現在、現場ではどのように帳票が使われているか」「代表的な課題は何か」「.NET環境の帳票開発で押さえておくべきポイントは」といった貴重な情報を得るチャンス。興味を持った読者は奮って参加して欲しい。
詳細および受講登録は、イベント公式ページを参照のこと。
